2軍球団から巨人入り、夢叶えた韓国26歳 2度の指名漏れ、軍隊で学んだ日本語…気付いた母国との大きな違い

「何でそんなにうまいのか」日本野球に飛び込んで感じた韓国との差
「日本と韓国の野球を見ていると、レベルがもうどんどん開いていると思ったんです。何で韓国と同じ東洋の国なのに、そんなにうまいのかと。韓国に韓国の野球があるように、日本には日本の野球がある。いつか学んでみたいと思ったんです」。部隊の日課は午後5時半に終了する。それが終わると、連日テキストを開いて学び、日本での大学入学に必要とされる2級まで取得した。
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ただ18か月の兵役義務を終えた昨夏、いざ除隊してみると、頭にあったのはやめたはずの野球だった。
「僕が生きてきて何が一番楽しかったかといえば、やっぱり野球だったんです。それなら言葉も勉強したし、日本で野球ができないだろうかと考えました」。インターネットで検索していると、昨季ハヤテでプレーし、韓国プロ野球のSSGへ移籍したチャン・ヒョンジン内野手のことを知った。「ここならNPBのチームと試合ができるし、一番チャンスがあるんじゃないかと思って……」。入団テストの要綱を自分で見つけ、日本語で書類を作って応募した。
テストの数日前に、捕手が退団していなくなっていることまで把握済みだった。「だから、これはワンチャンあるかなって思ってたんです。外国人の捕手はちょっと難しいかもしれないけど、コミュニケーションもちゃんとできるところを見せれば、行けるかなと」。見事合格し入団してみると、困ったのもまた言葉だった。
「普段使う日本語は勉強していたからいいんですけど、野球で使う用語が全然違うんです」。米国発祥が多い野球用語は両国で同じようにも思えるが、それぞれの国で外来語として独自の発展を遂げているのだ。
「ほぼ全部違うように感じて……」。投手との意思疎通で困ったのは球種だ。「言葉は同じかもしれないですが、発音が全然違うんです」。例えば日本の「ツーシーム」だ。韓国語では「トゥシム」に近い。「最初はみんな『え?』という感じになって、結構ショックでしたね」。それ以外にも、日本と韓国の最大の違いだと感じたことがある。
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