“ミニW杯”で世界10傑から金星 敵将が「弱点」と睨むも…覆したラグビー日本代表の「9番・10番」の躍動
“ミニW杯”で日本もより強い相手とのテストマッチが安定的開催へ
最後に、この新規大会についても触れておこう。ここ20年近く、夏場のホラー噺のように浮かんでは消えてきた大会が、ようやく第一歩を踏みしめた。参加12か国が北半球、南半球グループに分かれ、それぞれが所属半球以外の6チームと夏の「サザン・シリーズ」、秋に「ノーザン・シリーズ」で合計6試合を戦う。11月末に「ファイナル・ウイークエンド」で各組同順位チームが最終戦を行い順位が決まる。
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ヨーロッパの6か国対抗と南半球の旧ラグビーチャンピオンシップの参加10か国に、フィジー、日本が“超法規的”に南半球に加わった代表戦版の世界リーグであり、隔年で行われるミニW杯でもある。上位チームは、すでに毎年対戦が決まっている相手に加えて、南北別半球の相手との対戦が確約されることになるが、恩恵はむしろ日本にとって大きい。上位10か国は、すでに毎年胸を当てられる大会を確保しているのに対して、日本とフィジーだけが、トップネイションズとの定期戦は持てていなかった。そんな「国際大会」の枠が、日本にも分け与えられたことで、より強い相手とのテストマッチを安定的に開催できることになった。
イタリア代表が回り道をしながらではあるが、ようやく6か国対抗でも渡り合える地力を掴んだように、定期的に世界トップの強豪に揉まれる環境が桜のジャージーをどうトップ10内、さらにその先のラグビー版“最高の景色”へ進化させるのか。試練と挑戦の戦いが続く。
(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)
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