増える銀メダル、よぎった「2位じゃダメなんですか」 18年目で初V、高田真希が諦めなかった理由

なぜやり続けることができたのか「若い選手たちが…」
やり続ける――。口で言うほど簡単なことじゃない。それが出来た理由を高田は「一番は優勝したいという強い気持ち。目標を持って戦うことがすごく大事」と説明する。ただ、「目標が高ければ高いほど簡単に届くものじゃないし、その苦労を自分自身が一番分かっている」とも言う。リーグ優勝こそなかったが、五輪銀メダル、アジアカップ連覇など多くの栄光も経験済。「このぐらいでいいかな」。心が揺らいだことは数知れない。
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足が止まりそうになった時、背中を押してくれたのが後輩たちの存在だ。「若い選手たちが毎日必死に練習して、常に体育館にいるようなバスケット人生を送っている」。かつての自分にも重なる姿。言葉を交わさなくても、「勝ちたい」という切実な想いが伝わってきた。
「だから、自分もこの年齢になっても『頑張んなきゃ』とバスケットを続けられている」
36歳。最高の仲間と最高の景色を見るために、汗を流し続けた。「こうして結果的に優勝できたのは、みんなが自分にモチベーションを与えてくれたから」。ファイナルは4戦全てでチーム最多得点(26、12、24、21)をマーク。フリースローは計23本全てを成功させる驚異の安定感を示した。「みんなが一人ひとり役割を発揮しているからこそ勝てる」。文句なしのMVPでも強調したのはチーム力だ。
負けて、悩んで、苦しんで。それでも「いつか必ず報われる時が来る」と信じて、結果よりも過程を大事に日々を積み重ねてきた。コートインタビューでも会見でも、真っ先に口をついたのは「最高です!」の一言。ありきたりなフレーズだが、酸いも甘いも噛み分けてきた高田の18年間がそこに詰まっていた。
(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)
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