ゴール前で悶絶、差していれば4476倍… 調教捜査官が今でも「タラレバ」言ってしまう宝塚記念の思い出
中央競馬の春のグランプリ、G1宝塚記念(芝2200メートル)が15日、阪神競馬場で行われる。数々の名馬が輝きを放ってきたレース。調教を通じてさまざまな視点から過去のG1レースを振り返る企画「調教捜査官の回顧録」を寄稿する競馬ライターの井内利彰氏には、思わず「タラレバ」を口にしてしまったほどの年があったという。自信の本命は来たものの……。今年の「人気がない狙い馬」についても触れた。

G1宝塚記念
中央競馬の春のグランプリ、G1宝塚記念(芝2200メートル)が15日、阪神競馬場で行われる。数々の名馬が輝きを放ってきたレース。調教を通じてさまざまな視点から過去のG1レースを振り返る企画「調教捜査官の回顧録」を寄稿する競馬ライターの井内利彰氏には、思わず「タラレバ」を口にしてしまったほどの年があったという。自信の本命は来たものの……。今年の「人気がない狙い馬」についても触れた。
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先週の安田記念で東京競馬場の「5週連続G1」が終了。この期間、TIM(ゴルゴ松本、レッド吉田)さんがMCを務め、G1の勝利ジョッキーをお迎えしてトークショーというイベントがある。これはもう何年も前から恒例になっているのだが、私自身も機会があればお客様サイドから観覧したり、過去には飛び入りで出演させていただいたこともあった。
今年はウインズ立川でのイベントが終わり、競馬場へ直行。お客様と一緒に観覧していたのだが、その時にゴルゴさんが「競馬で『タラレバは言っちゃいけない』なんて言うけど、タラレバを言うからこそ、次の週もまた頑張ろうって思えるんですよ」といった言葉にすごく感銘を受けた。
この「タラレバ」を引きずって、ずっとネガティブに考えることは良くないが「次はこうしよう」とチャレンジしたくなる、ポジティブな気持ちの「タラレバ」なら前向きになれる。きっと後者のような考えをする競馬ファンが多いから、今年も馬券の売り上げは前年比増になっているのだろう(笑)。
自分ではあまり結果を引きずるタイプではないと思っているが、いまだに2014年の宝塚記念だけは後悔というか、タラレバと思ってしまう。