全米OPで衝撃のアルバトロス達成「誰も予想できない」 621ヤード“怪物ホール”攻略を英誌称賛
海外男子ゴルフのメジャー第3戦、全米オープンが現地12日にペンシルベニア州オークモントCC(7372ヤード、パー70)で開幕。初日、2018年マスターズ覇者のパトリック・リード(米国)が大会史上4人目となるアルバトロス(パー数より3打少ない打数でホールアウト)を達成。英専門誌は「誰も予想できない出来事」「信じ難い」といった表現で称賛している。

全米オープン初日
海外男子ゴルフのメジャー第3戦、全米オープンが現地12日にペンシルベニア州オークモントCC(7372ヤード、パー70)で開幕。初日、2018年マスターズ覇者のパトリック・リード(米国)が大会史上4人目となるアルバトロス(パー数より3打少ない打数でホールアウト)を達成。英専門誌は「誰も予想できない出来事」「信じ難い」といった表現で称賛している。
何が起こったかわからなかった。621ヤードと距離が長い4番パー5。フェアウェーから第2打を放ったリードのボールはグリーンに着弾すると、ピンに向かって転がった。ラインに乗ったボールはそのままカップに吸い込まれるアルバトロス。ギャラリーが沸く様子を遠巻きに見ていたリードは首をすくめたまま両手を軽く広げ、左手で“カップインした?”といったジェスチャーのあと、右手で2本指を示して笑った。
英専門誌「ゴルフ・マンスリー」は「パトリック・リードが全米オープン史上4度目のアルバトロスを決める」との見出しで記事を掲載。本文では「誰も予想できない出来事が4番──621ヤードのパー5という“怪物ホール”──で待ち受けていた」と記した。
さらに「ティーショットを332ヤード飛ばし、有名なチャーチピューバンカー脇の左フェアウェイに打ち込んだが、そこからピンまで約290ヤードを残していた。堅実なアプローチでバーディーチャンスか、あるいは夢のイーグルか……と思われたが、その予想を遥かに超えた。完璧なセカンドショットはグリーン手前に着地後、ピンに向かって曲がり、最終的にカップイン。信じ難いアルバトロスを記録した」と状況を説明した。
リードのリアクションについても「おそらく自分の目で見た光景をまだ理解しきれていなかったのだろう。リードのリアクションは極めて控えめで、ボールがホールインしたことを確信できていない様子だった。カップインを確認した瞬間、ようやく満面の笑みが広がった」と描写。快挙をすぐに認識できなかったことを伝えた。
リードは2番でボギーが先行する展開の中、4番のアルバトロスで一気に2アンダーに浮上。しかし、その後は出入りの激しいゴルフとなり、最終18番ではショットを曲げてトリプルボギーを叩いた。結局、1アルバトロス、2バーディー、5ボギー、1トリプルボギーの73のラウンドで3オーバーの49位発進となっている。
(THE ANSWER編集部)