号泣のドラフト指名漏れから3年、韓国21歳が日本で掴んだ大チャンス 打率.156でも…買われた2軍球団での“経験”
プロ野球の2軍ウエスタン・リーグに参加して2年目のくふうハヤテから、新たなステップアップの道が開けた。今季新加入し、チーム唯一の外国人選手として在籍していたチャン・ヒョンジン(張賢眞)内野手が12日付けで退団し、母国韓国のSSGランダーズに入団すると発表したのだ。「めちゃくちゃ泣きました」というドラフト指名漏れから3年、念願の舞台の入り口に立てた裏側では“2軍球団”でしか出来ない経験がスカウトからの高評価を得る要因となった。

くふうハヤテのチャン・ヒョンジン、韓国SSG入りのため退団
プロ野球の2軍ウエスタン・リーグに参加して2年目のくふうハヤテから、新たなステップアップの道が開けた。今季新加入し、チーム唯一の外国人選手として在籍していたチャン・ヒョンジン(張賢眞)内野手が12日付けで退団し、母国韓国のSSGランダーズに入団すると発表したのだ。「めちゃくちゃ泣きました」というドラフト指名漏れから3年、念願の舞台の入り口に立てた裏側では“2軍球団”でしか出来ない経験がスカウトからの高評価を得る要因となった。
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5月23日、静岡県沼津市で行われた日本ハムとの試合後、チャン・ヒョンジンは浮かない表情を見せていた。「7番・一塁」で先発したものの3打数無安打。対戦したのはメジャー通算206試合登板のバーヘイゲンと、最速162キロ右腕のザバラだった。
「ああいうピッチャーと当たるの、初めてだったんです。何が何だかわからないうちに終わっちゃって……」
バーヘイゲンからはどん詰まりの内野ゴロ2つ。ザバラには空振り三振を奪われた。この日も159キロを叩き出したザバラの真っすぐをファウルしたときには「バットも手も『ビーン』って痺れて、あんなの初めてですよ。でも一回見たので、次は打ちたい、打てると思います」。NPB球団の2軍では、1軍級の投手が調整で投げることがしばしばある。そういうボールを打席で感じ、攻略法を考えるという経験は、ここでしかできない。
韓国の複数媒体によると、SSG側がチャン・ヒョンジンを高く評価したのは「日本の独立リーグとウエスタンリーグで、時速150キロ以上の速いボールに適応し、いい打球を飛ばせていること」「過去3年間、日本で出場機会を得るために粘り強く努力する姿を見せてくれた」ことだと報じられている。