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韓国フィギュアは“日本の跡”を辿れるか 膨らみ始めた「ヨナ・キッズ」という蕾み

まだ未完成の17歳チャ・ジュンファンと14歳ユ・ヨン

 そして、この2人がさらに今後、世界の舞台で活躍できると大きく期待が持てるのは、まだ完成されていないからだ。ジュニア時代に比べるとチャ・ジュンファンの成長ぶりは目を見張るものがあり、着実に階段を上っており、プログラムも洗練されてきて内容的にもシーズンを重ねるごとにレベルアップしていることが分かる。今季特筆しておきたいことは、4回転ジャンプに磨きを掛けてきて得意のサルコーをほぼ完成させ、2種類目のトーループにも果敢に挑戦して跳べるまでになった。そして、男子では珍しい連続ジャンプの2本目に3回転ループという高難度の技を組み込んだことだ。多彩にジャンプ構成を組み替えられるのは羽生もそうだが、身体能力とスケート技術の高さを伺える。

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 11歳で韓国選手権を初制覇して一躍注目を浴びた「超新星」のユ・ヨンは当時はガリガリで小さな女の子だったが、14歳の今は身長も伸びて162センチとなり、日本の紀平梨花のように体幹がしっかりとした体格に手足が長い抜群のスタイルを誇り、163センチだったキム・ヨナや浅田真央をほうふつとさせる美しいスケーターに成長してきた。ここ1年は身長の伸びからくるジャンプのブレに悩まされてきたが、少しずつ改善されてきたようで先の韓国選手権でのジャンプは大きな失敗はなかった。

 いまや「ポスト・ヨナ」の筆頭株として韓国女子フィギュア界を背負って立つホープには大きな期待が懸けられているが、そんな重圧も「天才少女」にとってはどこ吹く風だ。日本で言えば「元祖・天才少女」だった浅田真央のようなタイプで、その演技は堂々としていて、演技後の振る舞いは天真爛漫ぶりを発揮して愛くるしい。また、浅田との共通点を挙げると、ユ・ヨンは韓国女子として初めてトリプルアクセル(3回転半ジャンプ=3A)を公式戦(国内大会)で跳んだ選手であり、今後は「成功率70%」というこの大技を習得して国際大会で挑むつもりだという。

 ジュニア1年目からクリケットクラブに移籍したようだが、今季は米国ロコ・スプリングスを拠点にして、現役選手ではビンセント・ゾウや長洲未来ら、引退選手ではジェレミー・アボットやレイチェル・フラットらを教えていたトム・ザカライセックコーチに師事している。

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