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痛みの根源“エイリアン”を摘出「こんな奴が私の痛みを…!」 原英莉花、56位も復活へ第一歩

女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは6日、札幌国際CC島松C(6593ヤード、パー72)で最終日が行われた。5月に腰のヘルニア摘出手術を行い、この試合が約3か月ぶりのツアー復帰戦だった原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76で、通算2オーバー。56位ながら3日間を戦い抜き、復活へ第一歩を踏み出した。ほほ笑みながら「体は全然大丈夫。楽しかった」と振り返った。

北海道meijiカップに出場した原英莉花【写真:Getty Images】
北海道meijiカップに出場した原英莉花【写真:Getty Images】

国内ツアー・北海道meijiカップ最終日

 女子ゴルフの国内ツアー・北海道meijiカップは6日、札幌国際CC島松C(6593ヤード、パー72)で最終日が行われた。5月に腰のヘルニア摘出手術を行い、この試合が約3か月ぶりのツアー復帰戦だった原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76で、通算2オーバー。56位ながら3日間を戦い抜き、復活へ第一歩を踏み出した。ほほ笑みながら「体は全然大丈夫。楽しかった」と振り返った。

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 手術から約3か月、原はツアー復帰戦を最後まで戦い抜いた。ブランクがありながら予選通過。最終日はティーショットが曲がり、「入れてはいけないバンカー」にも2度入れてしまうなど5つ落として最終9番パー5へ。花道からの第3打でピンにきっちり寄せ「お先に」のバーディー。小雨の降る中、最後の最後に見せ場を作り、グリーン周りのギャラリーから拍手を受けた。

「体は全然大丈夫です。楽しかった。いろんな感情があったけれど『人間だわ~!』と思いました(笑)」

 5月17日、長きに渡って痛みに苦しんだ腰のヘルニア摘出手術を受けた。「麻酔が体には効いているけれど、頭には効いていないうちに始まったので記憶はある」。内視鏡手術は18分で終了。意識がもうろうとし始めたころに、自分を苦しめてきた摘出物を見せてもらい「エイリアンだ……」と衝撃を受けた。

「こんな奴が私の痛みを生んでいたのか……! って思いました。(エイリアンの理由は)にゅるにゅるしていたので」

 手術からこの日で81日。術後1か月はクラブを握れなかったが、懸命のリハビリとトレーニングで想定より1週間ほど早く復帰した。「どんな時も(気持ちを)フラットにプレーしないといけないと、改めて感じました。これだけ下に来たのだから、次は上だと思って頑張ります」。腰の不安も消え、後は上がるだけ。21年11月の大王製紙エリエールレディス以来の通算5勝目へ、確かにリスタートを切った。

(THE ANSWER編集部・宮内 宏哉 / Hiroya Miyauchi)

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