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那須川天心、井上尚弥の話題に言葉少なの理由 「今は新人。まだ言えない」の真意とは

ボクシングに転向した那須川天心(帝拳)が13日、4月8日に東京・有明アリーナでのスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦で、日本バンタム級4位・与那覇勇気(真正)と対戦することが都内の会見で発表された。試合はAmazon プライム・ビデオで生配信。井上尚弥(大橋)と同じ階級になり、会見でも話題を振られたが、多くを語らなかった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

「Prime Video presents Live Boxing」の会見に出席した那須川天心【写真:高橋学】
「Prime Video presents Live Boxing」の会見に出席した那須川天心【写真:高橋学】

Amazon プライム・ビデオで生配信

 ボクシングに転向した那須川天心(帝拳)が13日、4月8日に東京・有明アリーナでのスーパーバンタム級ノンタイトル6回戦で、日本バンタム級4位・与那覇勇気(真正)と対戦することが都内の会見で発表された。試合はAmazon プライム・ビデオで生配信。井上尚弥(大橋)と同じ階級になり、会見でも話題を振られたが、多くを語らなかった。(文=THE ANSWER編集部・浜田 洋平)

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 華々しいキャリアを踏み出す。那須川は会見の大トリで登場。スポットライトを浴び、金から銀に染めた丸刈りの髪を光らせた。キックボクシング界の“神童”と呼ばれ、格闘技戦績は47戦全勝。圧倒的実績を手にボクシング界に飛び込んだ。

「僕の人生、本当に挑戦しかない。ずっとチャンピオンでいるのも好きではないし、そういう人生にしたくない。新しいことに挑戦したい。ボクシングは昔から見ていたし、格闘技は好きです。そういうところに飛び込んでどこまでできるか、自分で体現したい。丸刈りは気合です。新人ですから」

 今後はバンタム級も見据えるが、デビュー戦はスーパーバンタム級。この階級と言えば井上が転向を発表したばかりだ。会見では階級を選んだ経緯とモンスターに関する話題が振られる場面も。「キックでずっとやっていた階級なので、そこで対戦してそこから自分の適性を見つけたいです。井上選手に関しては、僕はまだ新人なのでこれからじゃないかなと思います」と話すにとどめた。

 会見後には囲み取材に対応。再び井上に話題が及んだ。

「今の立場では新人なので、まだ言えないです。新人ということに尽きます」

 ボクシング転向を決めて以降、階級が注目され、ライト層のファンからは井上戦を望んだり、試合内容を妄想したりする声が上がった。それもファンには楽しみの一つ。しかし、ボクシングは世界戦にたどり着くまでに段階がある。

 通常なら4回戦(4ラウンド)でデビューし、6回戦、8回戦、日本タイトルマッチなどの10回戦と実績を積み、レベルに応じて階段を上っていく。命に関わる危険性があるからこそ存在する規定。それをクリアし、最後にたどり着くのが12回戦で行われる世界戦だ。

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