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女子ゴルフ初Vの岩井千怜、バナナと歩む社会貢献 父の教え「困った人を助ける」体現

必ず2本入れているというキャディーバッグに付けたバナナケース。
必ず2本入れているというキャディーバッグに付けたバナナケース。

プロテスト合格後に「ドール」のアンバサダーに就任して芽生えた思い

 多くのアスリートが食しているバナナ。消化吸収のスピードが速く、エネルギー源になることで知られている。バナナ好きの岩井姉妹はプロテスト合格後、バナナの生産、販売で知られる株式会社ドール(本社・東京都)と契約。栄養に問題を抱える10億人をサポートすることなどを約束した「The Dole Promise」とECサイト「Dole公式ショップ」のアンバサダーに就任した。

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 その際、千怜は「普段からドールさんのバナナを食べて試合に臨んでいたので、非常にうれしく思っています。そして、『The Dole Promise』を通じて社会貢献活動のサポートができればいいなと思います」などと意気込んでいた。

 千怜は明愛とともにその言葉を行動に移した。昨年から複数回にわたり、学童保育施設などを訪問して1箱13キロのバナナを差し入れ。今夏、地元の子供たちと触れ合った際にも、一人ひとりにバナナを手渡している。

「本当に子供たちが元気いっぱいで、私たちも元気をもらいました。お腹がすいていたのか、『早くちょうだい』と言ってくる子もいて微笑ましかったです。でも、私たちが、どんなプロゴルファーなのかは分かっていなかったと思いますけど(笑)」

 だが、悲願のツアー初優勝で岩井姉妹の知名度、注目度はさらに上がった。姉妹からバナナをもらった子供たちの中にも、“あっ、あの時のお姉ちゃん”と気づいた子もいることだろう。それも踏まえ、千怜は言った。

「父からも『困った人がいたら助ける』と教えられてきましたし、いろいろな社会貢献活動をしていきたいです。そのためにも、明愛と一緒にアスリートとしてもっと大きく、影響力のある存在になっていきたいです」

 姉妹は母校で弟・光太が在学する埼玉栄高ゴルフ部にもバナナの差し入れなどを行い、ドールの荒木雄介マーケティング本部長も「岩井姉妹がどれだけ努力されているかも知っていますし、その中で時間を見つけてこういう活動をされていることはうれしい限りです」と話している。

(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)

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