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「いかに中国が国を挙げて五輪成功に全力か」 現地入り米紙記者が開幕前から驚きのワケ

新設された高速鉄道に驚き「日本の新幹線のような快適さです」

 バブルの中には、バーズネストと呼ばれるメインスタジアム(国家体育場)、その他の会場、選手村、メインメディアセンター、メディアやボランティア、大会関係者用の宿泊施設があります。かなり大きなエリアですが、北京市民との接触がないように厳重な管理体制が敷かれています。マスク着用の義務、毎日1回のPCR検査などは到着前から予想していたことですが、驚いたのがバブルの中であっても基本的に徒歩での移動は禁じられていることです。

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 例えば、私が滞在するホテルからメインスタジアムは目と鼻の先にあり、歩いても10分掛からずに到着するでしょう。でも、バブル内の移動はシャトルバスが基本。どこへ行くにもバスに乗る必要があるのですが、裏を返せばバスが運行している場所にしか行くことはできません。行動範囲を限定することで感染のリスクを抑えようとしているようです。ただ、バスはかなりの頻度で運行していますし、時刻表どおり! アメリカでは電車やバスの時刻表はあってないようなもの。ダイヤが乱れることは当たり前なので、これは嬉しい驚きでした。

 大会のメインとなる北京エリアから、スノーボードやフリースタイルスキーなどが行われる山間の張家口エリアまでは、新設された高速鉄道が走っています。約180キロの距離をわずか50分で繋ぐ電車で、日本の新幹線のような快適さがあります。座席にはテーブルがあり、私たちメディアは仕事をすることができますし、インターネットWi-Fiも完備。スキーやスノーボードを置ける荷台も設置されていますし、食堂車では無料ドリンクが楽しめます。この高速鉄道はもちろん、厳格なコロナ対策などを見ても、中国がいかに国を挙げてオリンピック成功に全力を注いでいるかが伺えます。

 一方、少しワガママを言わせてもらえれば、メインメディアセンターにあるコンビニエンスストアの品揃えが薄い点ですね。陳列棚にはかなりの空きがあり、寂しさだけが目立っています。こちらも徐々に充実するであろうことを願いつつ……。

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