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ラグビー日本代表「2021年総括」 W杯まで残り22か月、1勝5敗の結果が示す課題とは

スコットランド戦の国歌斉唱【写真:(C)JRFU】
スコットランド戦の国歌斉唱【写真:(C)JRFU】

藤井ディレクターが描く強化のロードマップ

 NDSとは「ナショナル・デベロップメント・スコッド」の略称で、日本代表に選ばれる前段階の選手らを集めて強化するチームだ。19年W杯までの強化の中で編成され、松田らも参加して、強化合宿や海外遠征で選手の経験値や技術を上げてきた実績がある。このような組織を、代表チームの管轄、責任の下で再び立ち上げて、日本代表とは別で強化、海外遠征を行うことを求めている。

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 来年の代表活動は、現時点では例年通りに組まれる予定だ。6、7月の春夏の代表戦期間は、国内ベースで組まれる見通しで、秋には国内戦から今年同様のヨーロッパ遠征が検討されている。ティア1諸国との対戦が中心となるなかで、ポルトガルのようなティア2チームとの対戦も行われる見通しだ。

 同時に藤井ディレクターは、「希望としては、若手の選手がアジア諸国との試合を組めればいいと思っています。NDSという形でできたらいいという希望で、(協会内で)話はしていますが、まだ具体的ではない。コロナの状況もある。南(半球)の方に遠征するほどの資金はないと思う。アジアの中で、どういう選手が、どういう風にプレーするかを見たいなという思いはある。福井(翔太/埼玉)や中野(将伍)のような、まだ試合経験が少ない選手が、所属チームじゃない試合で、どう戦えるかを見てみたい」と、強化のロードマップを思い描く。

 空白の2年による“出遅れ”を、戦術やスキル面で見ることができたのは秋の連戦での収穫と考えたい。23年W杯までに、どこまで空白を取り戻し、選手層に厚みをつけられるか。次に代表チームが集まるのは来年のW杯“プレ”イヤー。果たして、ジェイミージャパンと日本ラグビー協会は、代表メンバー以外の予備軍たちも巻き込んでの、サンウルブズに見合うような選手強化、戦力の底上げに踏み込むことができるのか。

 時間との勝負は待ったなしだ。

(吉田 宏 / Hiroshi Yoshida)

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吉田 宏

サンケイスポーツ紙で1995年からラグビー担当となり、担当記者1人の時代も含めて20年以上に渡り365日欠かさずラグビー情報を掲載し続けた。1996年アトランタ五輪でのサッカー日本代表のブラジル撃破と2015年ラグビーW杯の南アフリカ戦勝利という、歴史に残る番狂わせ2試合を現場記者として取材。2019年4月から、フリーランスのラグビーライターとして取材を続けている。長い担当記者として培った人脈や情報網を生かし、向井昭吾、ジョン・カーワン、エディー・ジョーンズら歴代の日本代表指導者人事などをスクープ。ラグビーW杯は1999、2003、07、11、15、19年と6大会連続で取材。

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