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海外メディアも絶賛 アジア王者・浦和レッズの「圧巻コレオ」実現の舞台裏とは

ACL決勝のコレオは準備に3日…有志が自然と集い、清掃・設置作業に奔走

 このビジュアルは、スタンド四方に及ぶ大掛かりなものとあり、準備に3日を費やした。

 前回、コレオグラフィーを演出したのが今年10月22日に行われたJ1第30節のガンバ大阪戦だったが、当日は雨が降ったため、シートが汚れてしまった。そこで決戦3日前には300人あまりの有志が埼玉スタジアムに集まり、タオルで1枚1枚を清掃する作業に追われた。

 SNSなどで“求人募集”することはない。「レッズに関わりのない人が、面白半分でやって来る恐れもありますから、仲間だけでやりたい。絆だけで広めるのが自分たちの方針です」と有志の1人は熱く語る。

 試合前日は午後9時半に集合し、座席ごとに置くシートの色を最終確認。基本はクラブカラーの赤、白、黒だが、今回はエンブレムの中にあしらわれたボールが黄色のため、計4色を用意した。そして、試合当日は朝から丸めたシートを座席に差し込む重労働が待っている。これも大勢の有志によるものだが、事前に参加することが決まっている人もいれば、当日の呼びかけで協力してくれる人も大勢いるという。

 観客が座席に着き、キックオフ1時間ほど前になると有志代表らがスタンドを回り、シートを掲げるタイミングなどを指南。「ゴール裏のサポーターは、チーム同士の会議で細部を示し合わせます。コレオグラフィーを行う試合は事前通達があり、開門後にサポーターチームの代表が打ち合わせをします」と、かの有志は準備の概要を説明した。

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