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井上尚弥は米国でスターになれるのか 現役世界王者が語った“Fear Factor”の必要性

軽量級に求められる“恐怖の要素”…ロールモデルは6階級制覇のパッキャオ

「スターになりたいなら、“Fear Factor(恐怖の要素)”が必須だ。ヘビー級ボクシングが依然として人気があるのは、たとえスキルに優れているとは言えなくても、大きくてパワフルな選手たちはファンに畏怖の念を感じさせることができるから。軽量級の選手たちは総じてそれが欠けているんだ」

 米国のリングで“ドル箱”と呼ばれる存在になりたいなら、観客、テレビの視聴者に“畏怖、畏敬の念”を感じさせる選手にならなければいけないという。破壊力で名を売った全盛期のマイク・タイソン(米国)、現代のWBA世界ミドル級スーパー王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)などがその好例だろう。より大きなインパクトを生み出すためには、分かりやすいパワーを持った重量級が有利というのは理解できる。

 もっとも、ライト級以下の軽量級でも、クロスオーバーの知名度を誇った選手が存在しないわけではない。代表的な例が、スピードとパワーで米リングを席巻し、フライ級からスーパーウェルター級までの6階級を制覇したマニー・パッキャオ(フィリピン)だった。パッキャオが世界的な知名度を得たのは、ウェルター級でオスカー・デラホーヤ(米国)を下した後だ。それでもそのエキサイティングなスタイルは、多くのライバルに恵まれた幸運もあって、まだ軽量級で戦った時代からファンの熱い支持を得ていた。

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