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一流選手の「モノマネ」はなぜ効果的か 教材は高橋由、新庄…元ドラ1が実践した“日課”

上級生やプロ野球選手など、「かっこいい」と感じたら真似をしたという。ドラフト1位でDeNAに入団し、現役引退後は西武のライオンズベースボールアカデミーコーチとして子どもたちを指導している白崎浩之さんは、“モノマネ”の大切さを説く。THE ANSWERでは野球などのスポーツ界で活躍する指導者やトレーナーに子どもの「運動神経向上」をテーマに取材。上手い選手の動きをすぐに試す習慣が、子どもの上達につながると白崎さんは語る。

ライオンズベースボールアカデミーの白崎浩之コーチ【写真:伊藤賢汰】
ライオンズベースボールアカデミーの白崎浩之コーチ【写真:伊藤賢汰】

ライオンズアカデミーで指導する白崎浩之氏…小・中時代は“モノマネ”を日課に

 上級生やプロ野球選手など、「かっこいい」と感じたら真似をしたという。ドラフト1位でDeNAに入団し、現役引退後は西武のライオンズベースボールアカデミーコーチとして子どもたちを指導している白崎浩之さんは、“モノマネ”の大切さを説く。THE ANSWERでは野球などのスポーツ界で活躍する指導者やトレーナーに子どもの「運動神経向上」をテーマに取材。上手い選手の動きをすぐに試す習慣が、子どもの上達につながると白崎さんは語る。

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 DeNAとオリックスで計8年間、プロ野球選手として戦った白崎さんは、2023年からライオンズベースボールアカデミーで小・中学生を指導している。まだ引退して間もないことから、自ら動いて、子どもたちに手本を見せられるところも武器の1つだ。

 白崎さんは小・中学生の頃、“モノマネ”を日課としていた。所属していた少年野球チームでは上級生の打ち方や投げ方を真似し、家に帰ってからはナイター中継で目にしたプロ野球選手が教材となった。白崎さんが住んでいた北海道では巨人戦がメインで、日本ハムが移転してからは地元球団の中継が増えた。巨人の高橋由伸氏や二岡智宏氏、日本ハムの新庄剛志氏や稲葉篤紀氏の打撃フォームを、よく真似していたと振り返る。

「ナイターの中盤頃になると家の外に出て、プロの選手をイメージして素振りをしたりシャドーピッチングをしたりしていました。足の速い選手のスタートも真似していましたね」

 骨格や感覚などは個々で異なるため、優れた選手と同じ動きをすればパフォーマンスアップにつながるとは限らない。それでも、白崎さんは“モノマネ”を繰り返すことで、自分に合ったフォームや、それぞれのフォームのメリット・デメリットが理解できるようになってきたという。上手な選手や憧れの選手を参考にして試すことで、動きの幅も広がる。時にテニス選手がボールを打ち返す形を打撃に取り入れるなど、野球以外の競技からもヒントを得ていたという。

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