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【飛込】熱い夏のライバルストーリーは続く、逆転負けの中秀太郎は高飛込へ「優勝しかない」

全国高校総合体育大会(インターハイ)は18日、男子3m飛板飛込で西田玲雄(3年=桃山学院高)が初優勝を飾った。2年前のチャンピオン中秀太郎(3年=小松市立)は終盤で逆転を許し、2年連続の2位に終わった。

男子3m飛板飛込は西田玲雄(3年=桃山学院高)が初優勝を飾った【写真:山田智子】
男子3m飛板飛込は西田玲雄(3年=桃山学院高)が初優勝を飾った【写真:山田智子】

男子3m飛板飛込で西田が優勝、大技失敗の中は2年連続の2位

 全国高校総合体育大会(インターハイ)は18日、男子3m飛板飛込で西田玲雄(3年=桃山学院高)が初優勝を飾った。2年前のチャンピオン中秀太郎(3年=小松市立)は終盤で逆転を許し、2年連続の2位に終わった。

 9回目の演技を終えて、トップに立っていたのは中。「あまり得意ではない」という制限選択飛でライバルの西田を上回って終始リードを保つと、残り2回の試技を残して12.35の点差をつけていた。ここで中は、今大会最高難易率3.5の大技、307C(前逆宙返り3回半抱型)に挑んだ。

 飛込競技は、体操やフィギュアスケートのようにそれぞれの技は難易度が定められており、演技の難易度と完成度の双方で得点が決まる。審判員が、踏切、空中演技、入水を総合的に採点した点数に、技の「難易率」を掛けたものが演技の得点になる。難易率の高い演技を成功させれば高得点に繋がるが、失敗して審判の評価が低ければ、難易率の低い技より得点が伸びないこともある。

「失敗しないイメージもあり、身体的にもいい状態だった。助走も踏切も、空中演技も悪くなかったが、最後に見る位置(身体を伸ばす位置)が少し遅れて、回りすぎてしまった」

 中は優勝を引き寄せるはずの決め技で、入水が乱れて得点が伸ばせず2位に後退。「307Cを失敗した時点でまずいと思った。最後は西田君、(3位の)金子君(舜汰・3年=青山学院)の得意な演技なので、少し意識してしまった。最後に決めきれないのが、今の自分の実力」と最終演技でもミスが出て、西田に1.9点及ばず悔し涙を流した。

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山田 智子

愛知県名古屋市生まれ。公益財団法人日本サッカー協会に勤務し、2011 FIFA女子ワールドカップにも帯同。その後、フリーランスのスポーツライターに転身し、東海地方を中心に、サッカー、バスケットボール、フィギュアスケートなどを題材にしたインタビュー記事の執筆を行う。

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