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「東京五輪の星」東大付・牧野紘子、「挑戦の17歳」を400個メ3連覇締め

全国高校総体(インターハイ)水泳第3日は19日、競泳女子400メートル個人メドレーで世界選手権代表の牧野紘子(3年=東京・東大付)が4分42秒43で優勝。20日に誕生日を迎える3年生は17歳ラストレースで同種目3連覇を飾り、200メートルバタフライに続く今大会2冠となった。

インターハイ競泳決勝、20日に誕生日の牧野が今大会2冠「あと10mあったら負けたかも」

 全国高校総体(インターハイ)水泳第3日は19日、競泳女子400メートル個人メドレーで世界選手権代表の牧野紘子(3年=東京・東大付)が4分42秒43で優勝。20日に誕生日を迎える3年生は17歳ラストレースで同種目3連覇を飾り、200メートルバタフライに続く今大会2冠となった。

 息詰まる接戦を制し、3連覇を達成した。牧野は後半猛追した横田早桜(3年=埼玉・春日部共栄)を0秒64差で振り切り、先頭でゴールに飛び込んだ。場内インタビューに立つと「後半がインターハイ前の練習からそんなに良くなくて自信がなく、不安だった。だけど、最後に逃げ切れて良かったです」と喜びより安どが大きかった。

 勝負をかけた。「前半から行くか、後半で勝負するかすごく迷った。でも、自分を信じて前半からいった」。前半のバタフライ、背泳ぎで2位に2秒以上の差をつけた。しかし、最後の自由形で追い上げられた。「あと10メートルあったら負けていたかもしれない。最後はもう自分の泳ぎをしているのかどうかわからなかったくらい」と苦笑いで振り返ったが、最後は気持ちで逃げ切った。

 3連覇は偉業であることに違いない。「3連覇できたことはすごいうれしい」と言いながら「本当はそこを目標にしたくなかった。自分とのタイムの勝負にしたかった」とポツリ。優勝タイムに満足感はなかったが、400メートル個人メドレーは得意種目。「自分の種目なので、その意地があった」とプライドにかけ、女王の座を守り抜いた。

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