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織田翔希、米挑戦表明にNPBからの声「止めようがない」 大谷翔平から14年、始まる流出「今の日本にできることは…」

“ほったらかし”ではなくなった米マイナー、韓国では劇的な契約金上昇

「もちろん厳しい世界なのは間違いない。競争相手の数も違う。でも昔のような“ほったらかし”ではなくなっていると思いますよ」

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 大谷は結局日本ハムへ入団したが、それ以前にも1位指名間違いなしという選手がNPBの指名を拒んで米国へ渡ったケースはあった。2008年、社会人野球の新日本石油ENEOS(当時)からレッドソックスと契約した田澤純一投手のケースだ。

 田澤はメジャーにたどり着いてセットアッパーとして活躍、通算388試合に登板した。選手流出に危機感を覚えた日本球界は通称“田澤ルール”を定めた。NPBドラフトを経ずに海外球団入りした選手が退団し、日本に戻ろうとする場合、高校生は3年間、大学・社会人出身者は2年間、NPBのドラフト指名不可とする内容だった。このルールはNPB選手会の見直し要求を受け、2020年に廃止されている。前出の幹部は言う。

「今の日本球界にできることは、田澤ルールみたいなものをもう一回作ることじゃない。できるとすれば契約金の上限を取っ払うくらい。アメリカの5億円にはかなわないかもしれないけど『これくらいは出せます』と選択肢に入れてもらえるようにね」

 メジャーリーグ球団の国際志向はますます強まり、世界中にスカウト網を敷いている。今年は9月のU-18アジア選手権で日本を苦しめた韓国の左腕、ハ・ヒョンスンにヤンキースが契約金300万ドル(約4億7500万円)以上を提示したと韓国で報じられた。

 ただハ・ヒョンスンは国内残留を表明し、韓国プロ野球のドラフトにエントリー。キウムに1位指名されると、史上最高となる契約金16億ウォン(約1億9000万円)を得た。NPBの契約金上限(1億円+出来高5000万円)を超える額だ。

 織田の実際の進路がどうなるかは、日本のドラフトが終わってみないとわからない。大リーグでは今オフ労使協定の更新が待っており、難航が予想されているため球界の動きが止まるロックアウトが不可避という状況もある。ただ織田の意思表明で、日本のアマチュア選手をめぐる環境がさらに変わっていくのだけは間違いない。

(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)

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