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なぜGKはベテランが多い? 史上初「40代対決」実現、イタリアで生まれた名言は「ワインと同じ」【W杯トリビア】

地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第12回は「GKにベテランが多いのはなぜ?」。

今大会で一躍時の人になったカーボベルデGKヴォジーニャ【写真:ロイター】
今大会で一躍時の人になったカーボベルデGKヴォジーニャ【写真:ロイター】

連載「ワールドカップ・トリビア」第12回

 地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第12回は「GKにベテランが多いのはなぜ?」。

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 ◇ ◇ ◇

Q.GKはどうしてベテランが多いの?

A.熟成が必要なポジションだから

【解説】

 カーボベルデがウルグアイと引き分けた試合。両チームのGKの年齢も注目されました。カーボベルデのヴォジーニャは今月3日で40歳、ウルグアイのムスレラも16日で40歳。40代のGK同士が対戦するのは、W杯の歴史でも初めてのことでした。

 W杯歴代最年長出場選手は2018年ロシア大会エジプト代表のエル・ハダリで45歳161日、今大会前まで、トップ10は、42歳39日のカメルーン代表FWロジェ・ミラを除いて9人がGKでした。メッシらの6大会連続出場が注目される今大会も、最年長は43歳のスコットランドGKゴードン。40歳以上には、ズラリとGKが並んでいます。確かに、GKにはベテランが多いのです。

 セービング技術や身体能力はもちろんですが、GKで最も大切なのが経験と言われます。チームを最後尾から統率し、DFラインを動かすなど、シュートセーブ以外の仕事も重要だからです。経験が武器になるのです。他のポジションと比べて運動量が多くないことも、GKの選手寿命を延ばしています。

 ちなみに、1982年大会イタリア代表キャプテンのGKディノ・ゾフは当時40歳。年齢を不安視する声もありましたが、2次リーグのブラジル戦や決勝の西ドイツ戦で好セーブを見せるなどチームを優勝に導きました。史上最年長の優勝メンバーとして試合後にイタリア人らしい名言を残しています。「GKはワインと同じ。年を重ねるほどうまくなる」。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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