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いまや48か国、反対意見もあるW杯「出場国拡大」の理由 隠れたサッカー大国は2度目ならず…【W杯トリビア】

地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第6回は「出場国が増え続ける理由」。

第6回のテーマは「出場国が増え続ける理由」【写真:ロイター】
第6回のテーマは「出場国が増え続ける理由」【写真:ロイター】

連載「ワールドカップ・トリビア」第6回

 地球規模のスポーツの祭典、サッカーのワールドカップ(W杯)北中米大会はグループリーグが行われている。「THE ANSWER」は期間中、今さら人に聞けない素朴なギモンに回答する連載「ワールドカップ・トリビア」を展開。スポーツ新聞社の記者としてJリーグ開幕前からサッカー取材を続けてきたスペシャリスト・荻島弘一氏が、ズバリ答える。第6回は「出場国が増え続ける理由」。

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Q.どうして出場国数は増え続けるの?

A.たくさんの国に出場して欲しいから

【解説】

 今大会には、48チームが参加しています。FIFAに加盟する国と地域は211ですから、そのうち4分の1弱のチームが本大会の舞台を踏んでいるわけです。拡大には「大会の質が落ちる」など反対意見も少なくありませんでしたが、17年に正式に48チーム制が決まっています。

 1930年、ウルグアイで行われた第1回大会に出場したのは13か国でした。当時は予選がなく招待制。南米からはブラジルやアルゼンチンなど7か国が出場しましたが、ヨーロッパからは辞退が続出。結局、フランスやユーゴスラビアなど4か国が参加しただけでした。

 34年の第2回イタリア大会からは予選を実施。出場国は16に固定されました。50年ブラジル大会は直前で辞退が相次いで13か国出場にとどまりましたが、大会方式を変えながら78年アルゼンチン大会までは16が維持されました。

 82年スペイン大会からは24か国に拡大。前回アメリカで行われた94年大会まで続きますが、日本が初出場を果たした98年フランス大会からは32になりました。この参加国数は前回22年カタール大会まで続き、今回48へと拡大されたのです。

 FIFAのインファンティーノ会長は拡大にあたって「より多くの国にW杯の魅力を感じてほしい」と話しています。多くの国に出場機会を与えることによって、大会の価値を上げることが目標です。

 もちろん、テレビの視聴者数増大やスポンサー企業の獲得など商業的な意味合いも強くあります。特に数多くの企業がスポンサーに名を連ねる中国の出場はFIFAにとっても重要。もっとも、14億人の人口を持つ「隠れたサッカー大国」はアジア予選で敗退。02年日韓大会以来2度目の出場は逃しています。

(荻島 弘一 / Hirokazu Ogishima)

荻島 弘一

1960年生まれ。大学卒業後、日刊スポーツ新聞社に入社。スポーツ部記者としてサッカーや水泳、柔道など五輪競技を担当。同部デスク、出版社編集長を経て、06年から編集委員として現場に復帰する。山下・斉藤時代の柔道から五輪新競技のブレイキンまで、昭和、平成、令和と長年に渡って幅広くスポーツの現場を取材した。

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