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野球のカーブとは ナックルカーブ&パワーカーブなどの種類、握りと投げ方と解説

野球の用語を解説。今回は変化球・カーブ。

野球のカーブとは

 カーブとは、山なりの軌道を描いて曲がりながら落ちていく変化球。投じた腕とは逆側に曲がっていくため、右投手のカーブは右打者の外角方向に逃げていく変化をする。緩急を生み、打者のタイミングを狂わせる目的でも用いられる。日本ではポピュラーな変化球の一つとして知られ、多くの投手が持ち球にしている。

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 カーブにも多数の種類、名称があり、特に緩いカーブをスローカーブ、縦方向に大きく落ちるものをドロップなどと呼ぶことがある。

ナックルカーブ、パワーカーブとは

 ナックルカーブは人差し指や中指を立てて握り、リリース時に弾くようにして投げる場合が多い。通常のカーブよりも縦に大きく変化し、三振を奪う決め球として使う投手も多い。NPBではヤクルト、ソフトバンクのほかMLBでもプレーした五十嵐亮太や、ソフトバンクからエンゼルスに移籍したマット・ムーア、元オリックスのブランドン・ディクソンが投じている。またメジャーリーグでもマイク・ムッシーナら一流投手が使い手として知られる。

 緩急をつけるカーブとは違い、球速、球威があるものをパワーカーブと称する場合がある。大きく、鋭い変化で空振りを誘い、スパイクカーブ、ハードカーブなどと呼ばれる場合も。日本球界ではソフトバンク石川柊太、阪神でプレーしMLBに戻ったピアース・ジョンソンらが武器とした。また米大リーグでもダルビッシュ有、デビッド・プライスらが投じている。

カーブの握りと投げ方


 エンゼルスの大谷翔平は米誌「タイム」のインタビューでカーブの握りも公開。こちらは人差し指、中指ともに縫い目にかけるように握っている。
【大谷翔平が投げたカーブの実際の映像はこちら】



 大リーグの200勝左腕、クレイトン・カーショーも大きなカーブを武器とする一人。人差し指と中指を揃え、中指を縫い目にかけるような握りで、親指は逆側に沿える形となっている。



 MLBサイ・ヤング賞投手で日本のプロ野球DeNAに移籍したトレバー・バウアー投手は、中指を縫い目にかけ、人差し指は立てるにしてグリップ。親指、薬指、小指でボールを支え、中指でリリース時に回転をかけるようにしている。


(THE ANSWER編集部)

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