THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂の記事一覧
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インカレ連覇した関東No.1ロングジャンパー 橋岡優輝を遠目で眺めた乙津美月が6m01で記した成長の印
2024.05.169日から4日間、行われた陸上の第103回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。2年ぶりに国立競技場で開催された熱戦を取材した「THE ANSWER」は文武両道で部活に励む選手や、怪我や困難を乗り越えた選手など、さまざまなストーリーを持つ学生を取り上げる。今回は女子1部・走り幅跳びの日女体大・乙津美月(3年)。決勝で6メートル01(向かい風0.8メートル)を記録し、連覇を達成した。東京五輪6位入賞の橋岡優輝と同じ八王子学園八王子高出身。世界を知る先輩を「遠くから見ていた」という高校時代から記録を20センチ伸ばした。関東No.1のロングジャンパーは更なる成長で日本一を目指す。(取材・文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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癌で余命宣告された父は「孫が欲しい」 ゴルフか出産か、葛藤した35歳の選択から10年後の今
2024.05.0815歳の韓国アマチュア女王リ・ヒョソンの国内ツアー史上最年少Vで幕を閉じたメジャー大会・ワールドレディスサロンパス杯。若手が台頭する女子ゴルフ界を象徴した大会で、45歳の佐藤靖子(おもちゃ王国)は通算17オーバーの63位で4日間戦い抜き、爽やかな表情を見せた。1児の母で競技と子育てを両立するママさんゴルファー。唯一無二のゴルフ人生には優勝とは違う価値があった。
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「藍さんのように何かを与える立場に」 23歳西村優菜の責任感、ロープの向こう側から一人の少女に見せた背中
2024.05.08国内凱旋した西村優菜(スターツ)が存在感を発揮した。2日から4日間、茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で行われた女子ゴルフの国内ツアーメジャー大会・ワールドレディスサロンパス杯。米ツアーを主戦場とし、今季初の国内ツアー参戦となった今大会は、通算8オーバーの98位で予選落ちした。それでも、未来を担う子どもたちに与えた価値は大きかった。
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プロテスト1位合格者も「裏方」に徹した2日間 朝4時起き、清本美波に残る“別物”の疲労と闘志
2024.05.04女子ゴルフの国内メジャー・ワールドレディスサロンパス杯は3日、茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で第2日目が行われた。予選の2日間は2023年度プロテスト合格者が、裏方として大会運営に関わる「ルーキーキャンプ」に参加。普段、大会を支えているボランティアのありがたさを再確認し、間近でトップ選手から多くのことを学んでいた。
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女子ゴルフぶっちぎりテスト合格の18歳 4戦連続予選落ちも…期待を集めた清本美波の春の現在地
2024.04.30プロテストでぶっちぎりのトップ合格を果たした18歳に光明が差した。26日から3日間、千葉・浜野GC(6669ヤード、パー72)で行われた女子ゴルフの国内ツアー・パナソニックオープンレディース。新人・清本美波(ジェイテクト)は第2日に初のアンダーパーで回った。初受験の最終プロテストに2位と5打差で合格し、いきなり期待を集めることになった18歳。ひたむきに努力を続け、ツアー4戦目を終えた春の現在地に迫った。(文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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ジャンボ尾崎の助言で「100点満点」 12年ぶりVへ、34歳・木戸愛が2位発進で漂わせる復調気配
2024.04.27女子ゴルフの国内ツアー・パナソニックオープンレディースは26日、千葉・浜野ゴルフクラブ(6669ヤード、パー72)で開幕し、1イーグル、6バーディー、ノーボギーの64で回ったツアー通算1勝の木戸愛が8アンダーで2位発進した。今オフから“ジャンボ尾崎”に師事する34歳。「チャレンジャーなんだから積極的に」という助言を胸に、首位と1打差の好スタートを切った。
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コース新記録「63」の裏にあった決断 初優勝ドライバーに情を捨て、蛭田みな美が導かれた首位発進
2024.04.26女子ゴルフの国内ツアー・パナソニックオープンレディースは26日、千葉・浜野ゴルフクラブ(6669ヤード、パー72)で開幕し、初日1イーグル、7バーディー、ノーボギーの63で回ったツアー通算1勝の26歳・蛭田みな美(ユアサ商事)が9アンダーで単独首位発進した。コースレコードと自己ベストを更新する圧巻のゴルフを披露。2週連続予選落ちから復調した要因には、昨年初優勝した際に使用したドライバーへの情を振り払ったことを挙げた。
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全米女子OP予選1日36ホールから中3日「しんどいですよ」 38歳・藤田さいきの最後の1打に見たタフさ
2024.04.26女子ゴルフの国内ツアー・パナソニックオープンレディースが26日、千葉・浜野ゴルフクラブ(6669ヤード、パー72)で開幕し、初日4バーディー、ノーボギーの68で回った38歳・藤田さいき(JBS)は4アンダーで9位発進した。22日には全米女子オープン(OP)の予選会に出場し、1日に36ホールを回って出場権を獲得。「しんどいですよ」と満身創痍ながら好スタートを切った。
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“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
2024.04.11国連が「女性の生き方を考える日」と定めた3月8日の国際女性デーに向け、「THE ANSWER」は女性アスリートの今とこれからを考える「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」を開催した。その一環として「“つながり”がつくる、私たちのニューノーマル」と題して行われたオンラインイベントに元女子野球日本代表でクラブチーム・茨城ゴールデンゴールズ(GG)監督の片岡安祐美さんがゲスト出演。イベント終了後はインタビューにも応じた。かつて“欽ちゃん球団”の選手兼監督として一世を風靡した片岡さんも37歳に。2度の流産を経て、2022年に第1子の長男を出産。育児に奮闘しながらも、今年茨城GGの女子硬式野球チームを創設。初代監督に就任し、1児の母として育児と仕事の両立させる「今」に迫った。(全2回の記事の第2回、文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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指導者の遠慮は「選手に伝わる。だから…」 片岡安祐美が考える、男性指導者と女子選手の理想の関係
2024.04.11国連が「女性の生き方を考える日」と定めた3月8日の国際女性デーに向け、「THE ANSWER」は女性アスリートの今とこれからを考える「THE ANSWER的 国際女性ウィーク」を開催した。その一環として「“つながり”がつくる、私たちのニューノーマル」と題して行われたオンラインイベントに元女子野球日本代表でクラブチーム・茨城ゴールデンゴールズ(GG)監督の片岡安祐美さんがゲスト出演。イベント終了後はインタビューにも応じた。今回は「男性指導者と女性アスリートのコミュニケーション」をテーマに登場したイベントの模様を紹介。専門家に中京大学教授の來田享子さん、男性指導者代表に名古屋経済大学女子サッカー部監督の三壁雄介さんを迎え、男性指導者が女性アスリートを指導する上での課題について議論を交わした。(全2回の記事の第1回、文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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「1人だけ真っ白で寸胴…」人生を変えた“暇つぶし” ビキニもヒールも知らなかった初心者が一変
2024.04.10昨年12月に東京・TFTホールで開催された“夏が一番似合う男性・女性”を決めるボディコンテスト「SUMMER STYLE AWARD(サマー・スタイル・アワード、以下サマスタ)」のROOKIE CHALLENGE CUP FINAL。前年度ビキニモデル部門女王の32歳・古田智香は、ベティ部門に挑戦し準優勝だった。暇つぶしで始めたトレーニングで変わった人生について聞いた。
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史上最多9544人集結、裏方も本気で挑んだ“最後のVリーグ” 可能性示し「世界最高峰」へ再出発
2024.04.10バレーボールのV1リーグ男子ファイナルステージ(FS)の決勝が3月31日に行われ、Vリーグ史上過去最多となる観客数9544人を記録した。試合はサントリーがパナソニックにストレートで勝利し、2年ぶり10度目の優勝。熱気に包まれた東京・有明コロシアムは、日本バレーが秘める可能性を示していた。
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SNSの心ない言葉でコメント欄を封鎖「心に刺さる」 復調へ、苦境を脱したゴルフ菅沼菜々の考え
2024.04.08女子ゴルフの国内ツアー、富士フイルム・スタジオアリス女子オープンは7日、埼玉・石坂GC(6535ヤード、パー72)で最終日が行われた。13位で出た菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの72で回り、通算3アンダーの19位。昨季はツアー初勝利を含む2勝を飾ったが、今季は初出場から4戦連続予選落ち。苦境を抜け出せた理由に加え、SNSのコメント欄を封鎖した理由を明かした。(文=THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂)
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言葉と行動でも子どものお手本に 女子ゴルフ岩井姉妹が魅せる一流の姿「自分たちみたいに…」
2024.04.07女子ゴルフの国内ツアー「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」の第2日が6日、埼玉・石坂GC(6535ヤード、パー72)で行われた。19位で出た21歳の双子姉妹・岩井明愛、千怜(ともにHonda)は同組でプレー。千怜は70の通算3アンダーで13位に浮上し、明愛は73のイーブンパーで31位に後退した。地元・埼玉開催のラウンド後には、ジュニアゴルファーたちとの交流イベントに参加し、未来のプロに夢を与えた。
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亡き先輩との約束は「賞味期限がある」 日本代表・高橋健太郎が東レで目指したVリーグ制覇
2024.04.01バレーボールのV1リーグ男子ファイナルステージ(FS)の3位決定戦が30日、東京・有明コロシアムで行われ、レギュラーラウンド(RR)6位の東レアローズが同4位のJTサンダーズ広島に3-2(17-25、25-20、21-25、25-22、15-13)で勝利した。日本代表の高橋健太郎にとって7年間所属した東レでの最後の試合。1年前に他界したセッター・藤井直伸さんとの“約束”を果たすために奮闘し、新天地での活躍を誓った。
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9544人を燃やしたデュース12回の熱い攻防 主将セッターはトス1本を噛み締めた「終わらないで」【Vリーグ】
2024.04.01バレーボールのV1リーグ男子ファイナルステージ(FS)の決勝が3月31日、東京・有明コロシアムで行われ、レギュラーラウンド(RR)2位のサントリーサンバーズが同1位のパナソニックパンサーズに3-0(25-18、37-35、25-19)で勝利し、2年ぶり10度目の優勝を果たした。昨季3連覇を逃して始まったシーズン。日本代表のセッター・大宅真樹主将は王者奪還への道のりを明かした。
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「世界には間違った日本の印象がある」 涙の退団、助っ人クレクが4年間で知った日本人の温かみ
2024.03.31バレーボールのV1リーグ男子ファイナルステージ(FS)の5位決定戦が30日、東京・有明コロシアムで行われ、レギュラーラウンド(RR)3位の名古屋が同5位の日本製鉄堺に3-2(25-27、25-22、25-17、16-25、15-13)で勝利した。今季で退団するポーランド代表のバルトシュ・クレク主将にとって名古屋での最後の試合。怪我で出場はなかったが、試合後にはチームメイトに胴上げされ、笑顔でコートを後に。取材には涙も見せた。
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V王手パナソニックで躍動、21歳西山大翔が11得点 エース西田有志は調整中「自分がカバーできるように」
2024.03.25バレーボールのV1リーグ男子ファイナルステージの準決勝が24日、東京・大田区総合体育館で行われ、レギュラーラウンド1位のパナソニックが同4位のJT広島に3-0(25-23、23-21、25-13)で勝利。31日の決勝に駒を進めた。コンディション調整中のエース西田有志に代わり、スタメンを任されたのは日本代表の21歳・西山大翔。11得点で、最も活躍した選手が選ばれるVOM(V-leaguer Of the Match)にも輝いた。