青学大に敗れた箱根駅伝、雪辱へ 関東インカレ初Vで示した“駒澤の副将”の自覚「勝ちにこだわっていきたい」――駒大・帰山侑大
8日から4日間、神奈川の相模原ギオンスタジアムで行われた陸上の第104回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。男子2部・ハーフマラソンで優勝した駒大の帰山侑大(4年)は今年の箱根駅伝1区区間2位と健闘も、チームは青学大に敗れて総合2位と悔しい思いをした。大学最後の1年は「勝ちにこだわっていきたい」と力強く話した。

陸上・関東インカレ
8日から4日間、神奈川の相模原ギオンスタジアムで行われた陸上の第104回関東学生競技対校選手権(関東インカレ)。男子2部・ハーフマラソンで優勝した駒大の帰山侑大(4年)は今年の箱根駅伝1区区間2位と健闘も、チームは青学大に敗れて総合2位と悔しい思いをした。大学最後の1年は「勝ちにこだわっていきたい」と力強く話した。
藤色のプライドを見せつけた。箱根駅伝で熱戦を繰り広げた大学のランナーたちが集結したレース。帰山は終盤にロングスパートを仕掛けると、そのまま逃げ切った。
運営がトラックの周回数を誤るミスにより、参考記録1時間1分43秒ながら1位でゴール。「最初で最後の関カレで優勝できて、いい思い出になった。箱根駅伝の1区のような展開で良い経験になった」と充実感を漂わせた。
1月の箱根駅伝では1区区間2位と健闘。しかし、チームは青学大に敗れて総合2位だった。最終学年となった今季は副主将に就任。「駒澤の歴代の副キャプテンは素晴らしい先輩がいる。そこに少しでも近づけるように」と話し、「僕ら4年生が頑張っている姿を見せることで『駅伝はこういうものなんだよ』っていうのを見せられたらいい」と責任感を滲ませた。
勝負の大学ラストイヤーへ。「集大成なので個人的にはもちろん、チームも強くしてまた1年戦っていきたい。勝ちにこだわっていきたい」。雪辱を果たすべく、チームを背中で引っ張っていく。
(THE ANSWER編集部・山野邊 佳穂 / Kaho Yamanobe)