「善行はスルーされ、挑戦は叩かれる」 SNSに批判の声も…“自称アイドル”活動の発信を続けるワケ――ゴルフ・菅沼菜々

「アンチが来たら一流」心の支えになったレジェンドの言葉
彼女にとってアイドル活動は、単なる趣味の域を超えている。前編で触れた通り、彼女自身が絶望の中にいた時、アイドルの言葉に救われた。だからこそ、今度は自分が「誰かに元気を届ける存在」になりたいという強い使命感がある。「みんなで幸せになりたい」というシンプルな願いが、彼女を動かしていた。
本当にしんどかった重い生理痛 婦人科医に相談、服用し始めたピルが私には合った――サッカー・仲田歩夢選手【私とカラダ】
アイドル活動の起点は、意外なものだった。
「きっかけは2022年のヨネックスレディスで見せた『体育座り』です(笑)。そのテレビ映像を誰かが切り抜いてSNSに載せてくれたのですが、それがちょっとバズったんですよ。『可愛い』と言ってもらえて。自分で言うのは痛いんですけど(笑)、その時『あれ? いけるかも』って思いました。単純なんですけどね」
最初は150人規模のささやかなイベントから始まった。「みんなに元気が届いたらいいな」という思いで始めたライブは、次第に熱を帯び、彼女の「やりたいこと」が形になっていった。もちろん、華やかな活動の裏にはSNS上で批判の声もつきまとう。
「最近は開き直っています。私のことを好きな人だけ好きでいてくれたらいい。そもそも興味がなかったらコメントなんてしてこないはずだから、『あ、私に興味あるんだな』『ちょっと興味あるじゃん』と思うようにしています(笑)。(プロ野球の)レジェンドの篠塚和典さんに『アンチが来たら一流、有名になった証拠だよ』と言われた言葉が、すごく支えになっています。ゼロの人にはアンチも来ないですから」
一方で、彼女は自分を「実はすごく気にしいで、繊細なタイプ」とも分析する。
「女子プロって、みんな気が強いじゃないですか。でも私は言えないタイプ。試合中、同伴競技者の動きが気になっても、嫌われるのが怖くて直接は言えないんです。練習場でも『私が我慢すればいいや』と自己犠牲をしちゃう。ライブの後も『つまんないと思ってる人いないかな』とずっと気にしています」
自分らしさを貫く一方で、彼女が4年前から継続しているのがパラスポーツへの寄付活動だ。
「私、ボランティア活動とか好きなんです。人のためになることが好き。所属先(あいおいニッセイ同和損保)の縁もあって始めましたが、毎年続けています。でもね、ここで面白い発見をしたんですよ」
彼女はいたずらっぽく笑う。
「寄付の記事には、全然ヤフコメ(Yahoo!ニュースのコメント)がつかないんですよ。普段あんなに叩く人たちが、いいことをすると急に静かになる。『そこもアンチしろよ!』って思うくらい(笑)。善行はスルーされ、挑戦は叩かれる。でも、それが世の中なんだなって客観的に見ています」
![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)









