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生理用品がある「安心感は大きい」 女子バレーボール会場に常設、「学校のロリエ」が描く学生ファーストの未来

「大学スポーツとの取り組みは始まったばかり。今後、選手の意見も聞きながら、より皆さんの使いやすい形を模索していきたい」(田村さん)
「大学スポーツとの取り組みは始まったばかり。今後、選手の意見も聞きながら、より皆さんの使いやすい形を模索していきたい」(田村さん)

男子の大会でも「女子マネージャーやスタッフはたくさんいる」

 同連盟で委員長を務める鎗天翔生さん(中央大4年)は、運営側の視点から「男女の大会に関わらず必要なプロジェクト」だと感じたという。

本当にしんどかった重い生理痛 婦人科医に相談、服用し始めたピルが私には合った――サッカー・仲田歩夢選手【私とカラダ】

「男子の大会であっても、チームを支える女子マネージャーやスタッフがたくさんいます。でも、『男子の空間』では余計に女子マネージャーたちから『生理用品があったらいいな』とは言い出しにくいと思いますし、男子選手やスタッフも、その苦労に気づけません。大学連盟では、学生ファースト、選手ファーストの環境づくりを心がけているからこそ、女子大会に限らず、男子の大会でも導入できたらいいなと思いました」

 この「学校のロリエ」プロジェクトを本格稼働させた花王の田村優樹さんは、「これをきっかけに、様々な競技の大会会場に設置の輪が広がっていけば」と今後の展開に期待を寄せる。

「『学校のロリエ』が目指すのは、学生生活に寄り添い、生徒さんや学生さんが過ごしやすい環境を作ることです。特に大学スポーツは、ほとんどの選手にとって競技人生の集大成であり、ここで一区切りをつける方も多い。そんな選手たちにとって大切な試合の一瞬一瞬を、自信を持って全力で迎えられるよう、このプロジェクトが少しでも安心や支えになれたら嬉しい」(田村さん)

 現在、バレーボールのほか、ソフトテニスの大会でも導入が進んでいる「学校のロリエ」。アスリートや、それを支える学生たちの声に耳を傾けながら、今後も他競技の大会へと生理用品の常設化を拡大していく予定だ。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)


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長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。人物インタビュー、ヘルスケア、ダイエット、トレーニングの分野を軸に、雑誌、書籍等で編集・執筆を行う。担当書籍に『すごい股関節』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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