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長~い「おうち時間」を過ごす年末年始 運動が苦手な人にこそ運動を勧めたいワケ

運動が苦手な人にこそ運動にチャレンジすることがオススメ

 私も先日、新しいチャレンジをしました。私は料理を作ることは好きですが、スイーツとパンだけは、職人さんの作る味には絶対に叶わない、と思っています。ですからずっと「自分にはできっこない」と手を出さずにいたのですが、先日、ふと思い立ち、アップルパイ作りにチャレンジ。生まれて初めてのお菓子作りでしたが、想像以上にうまくできて、最高の達成感を得られました。

 きっと、普段からお菓子作りをされている方からすれば「アップルパイぐらい簡単じゃない」と思われるかもしれませんね。同じように私にとっては毎日ランニングをする、ということは簡単なので、当たり前すぎて少しのランニングでは達成感は得づらい。でも、誰でもこのように、「できないと思っていたことができた」ということでは、すごく大きな達成感を得られるのです。

 加えて、自分ができないことができたときの達成感、喜びは「自分はまだまだやれる」という強い自分が形成します。ですから、特に運動が苦手だったり、なかなか習慣にできなかったり、という方にこそ、運動にチャレンジすることをオススメしたいのです。

 実はドーパミンは、自分が思った以上においしいものを口にすることでも分泌されます。ですから、年末年始ぐらい、おいしい食事やおいしいお酒を楽しんで、ドーパミンをたくさん出して、ハッピーな気分を満喫するのもありでしょう。

 でも、もしもあなたが「いつも食べすぎ飲みすぎで後悔する」というのであれば、ぜひ、自宅にいる時間が長いことを利用し、普段できなかったことにチャレンジしてみてください。多くの方にとって、年末年始は仕事のことを忘れられる貴重な時間です。その間は皆さんがよりハッピーになることに、存分に時間を使って欲しいと思います。

(長島 恭子 / Kyoko Nagashima)

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中野ジェームズ修一

スポーツトレーナー

1971年、長野県生まれ。フィジカルトレーナー。米国スポーツ医学会認定運動生理学士(ACSM/EP-C)。日本では数少ないメンタルとフィジカルの両面を指導できるトレーナー。「理論的かつ結果を出すトレーナー」として、卓球・福原愛、バドミントン・藤井瑞希らの現役時代を支えたほか、プロランナー神野大地、トランポリン競技選手など、多くのトップアスリートから信頼を集める。2014年以降、青山学院大駅伝チームのフィジカル強化指導を担当。東京・神楽坂に自身が技術責任者を務める会員制パーソナルトレーニング施設「CLUB100」がある。主な著書に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(サンマーク出版)、『青トレ 青学駅伝チームのコアトレーニング&ストレッチ』(徳間書店)、『医師に「運動しなさい」と言われたら最初に読む本』(日経BP)などベストセラー多数。

長島 恭子

編集・ライター。サッカー専門誌を経てフリーランスに。インタビュー記事、健康・ダイエット・トレーニング記事を軸に雑誌、書籍、会員誌で編集・執筆を行う。担当書籍に『世界一やせる走り方』『世界一伸びるストレッチ』(中野ジェームズ修一著)など。

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