エジプト代表のハマドゥーにカナダメディア注目

　東京パラリンピックは各競技で熱戦が行われているが、卓球のエジプト代表選手が海外で注目を浴びている。口にくわえたラケットで強烈にスマッシュを放つ実際の映像をカナダメディアが公開。海外ファンからは「驚きしかない」「凄さを超えている」などと反響が寄せられている。

　注目されているのは、エジプトのイブラヒム・ハマドゥー。口にラケットをくわえ、サーブは右足に乗せたボールを器用に上方に上げて打ち込む。チャンスボールがくると、上体を上手く回転させ、強烈なスマッシュを際どいコースに決めていた。

　25日、パク・ホンギュ（韓国）と戦った男子シングルス（立位6）予選の映像をカナダ公共放送「CBC」のスポーツ専門ツイッターアカウントが公開。「エジプトのイブラヒム・ハマドゥーは口でラケットを持ち、足を使ってサーブをします」と紹介した。また同メディアのレポーター、デビン・ハーロウ氏は「10歳の時に彼は電車の事故で腕を失っています。彼にとって2度目のパラリンピックですが、インクレディブル。素晴らしい」とツイッターで伝えていた。

　海外の卓球ファンからは「凄い！」「超アメージング」「今まで見た中で最も驚き」「やる気にさせてくれるね」「このサーブを見てくれ」「本当に素晴らしい」「驚きしかない」「凄さを超えている」「最高だ」などとコメントが書き込まれている。この試合は0-3で敗れたものの、ハマドゥーの技に称賛が寄せられていた。