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【#キミとONETEAM】「楽しい時、しんどい時、隣にはいつも仲間がいてくれた」―パナソニック・竹山晃暉

新型コロナウイルスの感染拡大により、昨秋のワールドカップ(W杯)で空前のブームが巻き起こったラグビー界も大きな影響を受けた。1月に開幕したトップリーグがシーズン途中で中止。1試合の観客最多動員を記録する試合も生まれるなど、W杯から続いていた盛り上がりが予期せぬ形で途絶えてしまった。

パナソニックの竹山晃暉さん【写真:荒川祐史】
パナソニックの竹山晃暉さん【写真:荒川祐史】

子どもたちともう一度「ONE TEAM」に―「ラグビー選手から午前9時のメッセージ」第29回

 新型コロナウイルスの感染拡大により、昨秋のワールドカップ(W杯)で空前のブームが巻き起こったラグビー界も大きな影響を受けた。1月に開幕したトップリーグがシーズン途中で中止。1試合の観客最多動員を記録する試合も生まれるなど、W杯から続いていた盛り上がりが予期せぬ形で途絶えてしまった。

【注目】現役、OB、指導者ら豪華メンバーが連日登場 ラグビー連載「#キミとONETEAM」全一覧はこちらから

 もっとプレーを見せたかった選手、プレーを見たかった子どもたち。距離が遠くなってしまったいま、「THE ANSWER」はラグビー界がもう一度、子どもたちと一つになれることを願って、「#キミとONE TEAM」と題した連載をお届けしている。

 元日本代表主将の菊谷崇さんと廣瀬俊朗さんが発起人となり、多くの現役、OB、指導者らが賛同。いま抱えている思いとともに、全国の子どもたちに向けたメッセージを送る。また、記事は連日午前9時に配信。「#きょうのトライ」として、学校が休校となっている子どもたちにきょう1日を使い、やってほしいことを提案する。

 第29回は、パナソニックの竹山晃暉さんだ。W杯で活躍した福岡堅樹さんの「後継者」と称されるトライゲッター。奈良・御所実高では2度の花園(全国高校選手権)準優勝を経験し、帝京大でもエースとして活躍。今後の日本代表入りが期待される23歳が失って気づく仲間の大切さを明かし、高校生へ花園がいかに目指す価値のあるものかなどのメッセージを送った。

 ◇ ◇ ◇

 昨年のW杯では、日本の選手が世界で通用する姿を見せてくれました。日本代表の活躍を見て、どれだけの子どもたちがラグビーをしてみたい、ラグビーボールに触れてみたいと思ったのか。僕がラグビー選手として本当にやりたいことは、ラグビーの魅力を伝えること。まさにその鑑のような姿でした。みなさんに「福岡堅樹さんの次は……」と言っていただけるのは、すごくうれしいこと。期待に見合うプレーをどんどんしていきたいです。

 ラグビーの魅力は、やはりみんなで補い合うところ。自分の足りないところは仲間がカバーしてくれるし、仲間に足りないところは自分がカバーする。いろんな方々と一緒にラグビーをしてきて、いろんな人の特徴を知りました。どうコミュニケーションをとればいいかすごく勉強になりましたね。

 僕はどちらかというと自分のことばかり考えているタイプでした。それに気づかせてくれたのがラグビー。幼稚園からラグビーをしてきましたが、小学生の時からずっと隣にいてくれていたチームメイトの存在がすごく大きいです。小学校から同じラグビースクールで、中学、高校まで一緒に上がってきた選手が4、5人いるんですよ。

 楽しいことも、しんどいことも一緒に乗り越えました。嫌なことも言ったし、言われてきたけど、隣を見るといつもそいつらがいてくれた。僕は勉強ができないので「お前は勉強、全然できひんくせに」と言われたり、逆にラグビーでうまくいかない時に「なんでお前、そんなこともできひんねん」と言ってしまったり。いろんなことを乗り越えてこられたからこそ見えた絆があると思います。

 大学が別々になってあいつらがいなくなった時、その大切さに気づきました。「あぁ、今までやってきたことが当たり前ではなかったんやな」と。その仲間とは今でもよく連絡をとるし、他人に言われて嫌なこともそのメンバーに言われたら意外にすっと入ってくる。それだけの信頼を築けています。

 仲間ができることは大事なこと。あいつらがいたからこそ今の自分がある。ラグビーでそんな仲間ができたことは本当に財産ですし、これがラグビーの魅力だと思います。

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