「仕事を無くす」批判もある日本のゴミ拾い 森保監督が海外記者へ届けた価値観「違うと言われたことあるが…」
サッカー日本代表は20日(日本時間21日)、北中米ワールドカップ(W杯)のグループF第2戦のチュニジア戦に臨む。決戦前日の会見で、森保一監督は試合後に行われたサポーターのごみ拾いやロッカールームを掃除する日本の伝統文化について海外記者から問われ、独自の見解を明かした。

チュニジア戦前日会見
サッカー日本代表は20日(日本時間21日)、北中米ワールドカップ(W杯)のグループF第2戦のチュニジア戦に臨む。決戦前日の会見で、森保一監督は試合後に行われたサポーターのごみ拾いやロッカールームを掃除する日本の伝統文化について海外記者から問われ、独自の見解を明かした。
今大会では日本サポーターがスタジアムの客席でゴミ拾いをする様子やチームが去った後の綺麗なロッカールームに、海外メディアが脚光。過去のW杯や国際大会でも注目されてきた日本の美文化が初戦のオランダ戦後、再び大きくクローズアップされた。
チュニジア戦の前日会見では、森保監督へブラジル人記者が「日本のファンや選手がスタジアムやロッカールームを掃除する伝統がありますが、あれにはどのようなメッセージが込められているのか」と質問。指揮官が持論を明かした様子がFIFA公式YouTubeチャンネルで公開された。
森保監督は「これは本当に日本が世界に誇れる文化だと思っています」と率直に語った後、「多くの国民が『帰る時は来た時よりも美しく』という言葉を知っています。我々チームも、最後はロッカーを掃除して帰ります。サポーターの皆さんもスタジアムでゴミを拾って帰ります。そこは日本の文化かなと思います」と誇らしく伝えた。
日本サポーターのゴミ拾いやロッカールームの清掃に賛辞が集まる一方で、海外からは清掃員の仕事を奪っているとの指摘も一部である。森保監督も「私自身は、選手として指導者として、ブラジル人の指導者、選手、世界の国の人たちと接してきましたが、『違うだろう』と言われたこともあります。それは何かというと『ゴミ拾いをして綺麗にすると、ゴミを拾う人の仕事を無くすことになるんじゃないか』ということ」と実体験を踏まえながら明かした中で、日本人が持つ独自の価値観を強調した。
「それも考え方の一つとしてそうだとは思いますが、日本人は美化の意識があり、ゴミをその辺に捨てることはやらない民族かなと、思っています」
ゴミ拾いやロッカーの清掃といった行動は、日本人に備わった美徳だと指揮官は力説。「昨日のナッシュビルでのトレーニング後、芝がついたボールを選手やスタッフみんなで綺麗にして片付けていました。コーチ陣もやっていました。現地の芝の管理をされている方も一緒になって片付けてくれました。日本人メンタリティで片付けをしてくれました」とのエピソードも付け加えながらメッセージを届けた。
(THE ANSWER編集部)
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