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完敗のアイルランドHC、記者会見で呆然「言い訳はない。理由も想い浮かばない」

ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、準々決勝を迎え、東京スタジアムではB組1位ニュージーランドとA組2位アイルランドが対戦。3連覇を狙うニュージーランドが46-14でアイルランドを破り、ベスト4入りを決めた。自身の母国に完敗したアイルランドのジョー・シュミット・ヘッドコーチ(HC)は「言い訳はありません、理由も想い浮かばない。このような形で得点をされたら、追いつくことは難しい。とても残念です」と力なく言葉を紡いだ。

アイルランドのジョー・シュミットHC【写真:荒川祐史】
アイルランドのジョー・シュミットHC【写真:荒川祐史】

大会開幕を世界1位で迎えるも「ピークを少し間違えた」

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、準々決勝を迎え、東京スタジアムではB組1位ニュージーランドとA組2位アイルランドが対戦。3連覇を狙うニュージーランドが46-14でアイルランドを破り、ベスト4入りを決めた。自身の母国に完敗したアイルランドのジョー・シュミット・ヘッドコーチ(HC)は「言い訳はありません、理由も想い浮かばない。このような形で得点をされたら、追いつくことは難しい。とても残念です」と力なく言葉を紡いだ。


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 前半からペースを掴みきれなかった。前半6分にPGで3点を先制されると、前半だけで3トライを献上。前半終了直前に敵陣ゴールライン5メートルでの攻防を続けたが、痛恨のペナルティーでチャンスを不意にし、0-22と圧倒されたまま前半を終えた。

 後半も開始早々から自陣でのディフェンスが続き、トライを重ねられたが、69分にCTBロビー・ヘンショーがゴール下へ初トライ。何とか完封負けを免れると、76分にも敵陣ゴールポスト下のラックでペナルティーを誘って認定トライ。合わせて14点を返したが、万事休す。初の4強入りは叶わなかった。

 世界ランク1位で開幕を迎えた今大会。優勝候補の一角に数えられたが、プール戦では日本に敗れる波乱もあった。シュミットHCは「シックス・ネーションズで状態を上げながら、この大会に向けてチームを作ってきたが、ピークを少し間違えたようだ。自分たちの望んでいたパフォーマンスができなかった」と話した。

 同時にオールブラックスへの敬意も忘れず。「私たちがいいプレーをしたとしても、息が詰まるほど非常に強いチーム。今日は呼吸ができないくらいにプレッシャーをかけられた」と完敗宣言するしかなかった。

(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)




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