アジア大会で“生活家電のお姉さん”が銀メダル 公務員志望から一転…ノジマ店頭の接客が「ありがたい環境」の理由――七種競技・梶木菜々香
愛知・名古屋アジア大会の陸上女子七種競技が25日、パロマ瑞穂スタジアムで最終日を迎え、ノジマ南大沢店の“生活家電のお姉さん”こと梶木菜々香(ノジマ)が5673点で銀メダルだった。日本記録保持者の田中友梨(スズキ)が5920点で金メダルを獲得。日本勢初の複数メダル&ワンツーの快挙を演じた。

「THE ANSWER 陸上PLUS|STORY」 名古屋アジア大会・女子七種競技
愛知・名古屋アジア大会の陸上女子七種競技が25日、パロマ瑞穂スタジアムで最終日を迎え、ノジマ南大沢店の“生活家電のお姉さん”こと梶木菜々香(ノジマ)が5673点で銀メダルだった。日本記録保持者の田中友梨(スズキ)が5920点で金メダルを獲得。日本勢初の複数メダル&ワンツーの快挙を演じた。
家電コーナーから飛び出し、梶木が名古屋で躍動した。
普段はデジタル家電専門店「ノジマ」の南大沢店で勤務しながら、競技に励む。生活家電を担当し、店頭に立って接客する。「平日は火曜日から金曜日の午後に働いています。午前中は練習して、休日はレースに出たり、休養したり、練習したりという感じですね」。もともと中央大3年夏までは、大学限りで競技を引退して公務員となるつもりだったが、現役続行を決意した。
初めて日の丸を背負ったアジア大会。得意の100メートル障害では13秒17の大幅な自己ベストを出すなど、24日の前半4種目を終えて、3360点の全体2位で折り返した。やり投げでも田中に次ぐ全体2位の46メートル88をマークした。地元開催の大舞台で力を出し切った。
「1日目が良かっただけに、点数的にはちょっと悔しいところあるけど、友梨ちゃんとワンツーが取れたのはすごくうれしい。今年の目標はメダルを獲ることが一番の目標だったので、それがワンツーで終われた。1日目の最初のハードルが7種目を良い気持ちでスタートできました」
そして、アルバイト未経験から始めた仕事と両立しながら掴んだアジアのメダルに実感を込めた。
「対お客様の仕事で『大変だな』『難しいな』というところはあったけど、どうしても『練習、練習』『陸上、陸上』だけになってしまうと苦しくなる部分はある。そこで切り替えができることがすごく良い環境だな、ありがたい環境だなと思っています」
種目ごとに一喜一憂せず、切り替えが求められる七種競技に生きた。ただ、ここで満足することはない。「七種競技は高校生も今、強い子たちがいっぱいいる。その子たちが成長していくのに負けず、シニア世代も頑張っていって私も(田中だけが超えている)6000点に続きたい」。来年は北京世界陸上が控える。また家電コーナーに立ちながら、世界の大舞台を目指していく。
(取材=寺田 辰朗 / 構成=THE ANSWER編集部)

![[THE ANSWER] スポーツ文化・育成&総合ニュースサイト](https://the-ans.jp/wp-content/themes/the-answer-pc-v2/common/img/logo_c1.png)









