高校10秒98→衝撃10秒04 半導体研究の理系国立院生スプリンターV、「ひゃくえむ。」小宮の走行モデルに
アニメ映画「ひゃくえむ。」で主人公のライバル・小宮の走行フォームのモデルに
広島大大学院の先進理工系科学研究科で、半導体の研究に励む。もともと「ものづくりに携わりたい」との思いがあり、広島国泰寺高から広島大工学部に進学。電気電子・システム情報系で幅広く学ぶ中、「ものを作って、価値を提供できる人間になりたい」との思いを深め、半導体に興味を持った。大学院の進学し、研究を深める。
切り替えを大事に、競技と研究の両立を続ける。「陸上の時は、研究は考えないように。考えない代わりに、キリのいいところまで終わらせるように。出発日(7日)の前日は、(やるべきことが)長引いてしまったので……。なので移動中に頭を休めることを意識していました。考え出すとキリがないので」と言った。
広島国泰寺高時代の自己ベストは10秒98。高校卒業を機に競技から離れるつもりだった。それでも、先輩に誘われて足を運んだ大学の練習で、走る気持ちに再び火がついた。広島大では3、4年時には日本学生対校選手権(日本インカレ)で2年続けて3位に食い込んだ。2024年の世界リレー大会では男子400メートルリレー代表入り。陸上100メートルを題材にしたアニメ映画「ひゃくえむ。」では、主人公のライバル・小宮の走行フォームのモデルにもなった。
この日の舞台である富士山GXスタジアムは、標高約1000メートルに位置し、記録が出やすいとされる。10秒04の自己新を喜びつつ、浮かれる様子はない。まずは10秒0台をコンスタントに出せる力を求め、その先に9秒台を見据える。「9秒台を出すなら、10秒04とかを、風なしで、高地でない場所で、安定して出せる力を必要になる」と地に足をつける。次戦は15日のナイトゲームズ・イン福井(福井県営陸上競技場)を予定している。
(THE ANSWER編集部・上田 悠太 / Yuta Ueda)
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