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寺地拳四朗「最終章」へ 王座陥落、突然の試合中止…無念乗り越え3階級制覇へ「糧にしてパワーを」

ボクシングのトリプル世界戦が20日、東京・両国国技館で行われる。18日は都内のホテルで公式会見が行われ、WBO世界スーパーフライ級王座決定12回戦に出場する同級3位・寺地拳四朗(BMB)が登壇。当日は同級4位イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)が対戦する。「最終章」と位置づける一戦で、返り咲きを狙う。興行は「U-NEXT」で独占生配信。戦績は34歳の寺地が25勝(16KO)2敗 29歳のゴンサレスが32勝(12KO)5敗2分。

会見で質問に答える寺地拳四朗【写真:澤田直人】
会見で質問に答える寺地拳四朗【写真:澤田直人】

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦

 ボクシングのトリプル世界戦が20日、東京・両国国技館で行われる。18日は都内のホテルで公式会見が行われ、WBO世界スーパーフライ級王座決定12回戦に出場する同級3位・寺地拳四朗(BMB)が登壇。当日は同級4位イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)が対戦する。「最終章」と位置づける一戦で、返り咲きを狙う。興行は「U-NEXT」で独占生配信。戦績は34歳の寺地が25勝(16KO)2敗 29歳のゴンサレスが32勝(12KO)5敗2分。

 ボクシング人生は最終章へ。約1年ぶりに世界戦のリングに立つ寺地はTシャツに短パンとラフな姿で登壇し「調整はすごく順調。キレもすごく増して、自信がついています」とアピール。相手の印象については「サングラスをかけているので見た目はイカつい感じ。あとは香水がすごく良い香りがしました」と冗談を交えつつ、会場の笑いを誘った。

 寺地は昨年の7月、リカルド・サンドバル(米国)戦で、判定を負けを喫し、WBA、WBC世界フライ級統一王座から陥落した。同年12月、サウジアラビアで、IBF世界スーパーフライ級王者だったウィリバルド・ガルシア(メキシコ)に挑戦する予定だったが、前日夜にガルシアが体調不良を起こし、試合は突如中止に。再起と3階級制覇を懸けた舞台を目前で失い、寺地は涙を流した。

「流れた試合は本当に、悔しかったのですが、後悔というより良い経験だった。それを糧にしてよりパワーを発揮できればいいかなと思ってます」

WBO世界スーパーフライ級王座決定戦で対戦する寺地(左)とゴンサレス【写真:澤田直人】
WBO世界スーパーフライ級王座決定戦で対戦する寺地(左)とゴンサレス【写真:澤田直人】

 今回争う王座は元々、ジェシー・ロドリゲス(米国、帝拳)が保持。WBAバンタム級スーパー王者に認定され、保持していた3つのベルトを返上したことで争われる形となった。

 寺地は、2017年5月にWBC世界ライトフライ級王座を獲得して以降、18戦連続で世界戦を戦い抜いた。サンドバルに敗れるまでは、現役の日本人世界王者で最年長だった。34歳となった今、陣営は「ボクシング人生の最終章」と位置づけ、寺地も「その通りだと思います」と冷静に受け止める。

 一方で、その覚悟は後ろ向きなものではない。同級の世界ランキングには坪井智也(帝拳)やユーリ阿久井政悟(倉敷守安)らが名を連ねており「日本人がどんどん(タイトルを)取る可能性がある。そこで僕も混ざれれば、ボクシング界も盛り上がって、すごく面白い試合ができるんじゃないかなと思ってます」

 幕が上がった寺地の最終章。未来を見据える中でまずは目の前のベルトを確実に掴みに行く。

(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)



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