「日本のスタイルが好きなので…」 母国トルコに敗れた指揮官の覚悟 決勝R進出懸け運命のポーランド戦へ――フェルハト・アクバシュ監督
バレーボール女子のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週大阪大会は11日、Asueアリーナ大阪で行われ、世界ランキング6位の日本は同3位トルコに1-3で敗北。通算7勝4敗とし、決勝ラウンド進出圏外の暫定8位となった。日本のフェルハト・アクバシュ監督は悔しさをにじませつつも、ポーランドとの直接対決へ照準を合わせた。

バレーボール女子のネーションズリーグ
バレーボール女子のネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド第3週大阪大会は11日、Asueアリーナ大阪で行われ、世界ランキング6位の日本は同3位トルコに1-3で敗北。通算7勝4敗とし、決勝ラウンド進出圏外の暫定8位となった。日本のフェルハト・アクバシュ監督は悔しさをにじませつつも、ポーランドとの直接対決へ照準を合わせた。
敗戦を引きずらず、視線を次に向けた。日本は両チーム最多27得点の和田由紀子、15得点の石川真佑主将が躍動するも、相手のエース・バルガスの強打に苦しんだ。試合の最後はブロックで食らいついたが、勢いを止めきれず、ボールは自陣に落下。アクバシュ監督は悔しそうな表情で上を向き、「バン」と両手を叩いた。トルコの指揮官と握手を交わし、日本のチームの元に戻った。
アクバシュ監督は「日本を含め、トルコも良いバレーボールをしていた。明日(12日)に関しては本当に重要な試合になっていく。この負けはすぐに忘れる必要があります」と相手を称えつつ、気持ちの切り替えを口にした。
日本の良いプレーや長いラリーをものにした際には、情熱のまま思わずコートに入ってしまう。
「本当に日本のスタイルが好きなので、ラリーが続けば続く程どんどん(気持ちが)高まっていきます。こうした(ラリーを制する)展開が相手の強みを減らしていくのではないかな」
40歳の指揮官は元トルコ代表選手。28歳だった2014年の時に母国の女子代表監督を務め、15年にヨーロッパ競技大会でチームを優勝に導いた。17年から2年間、女子日本代表のコーチ、クロアチア女子代表監督を経て、昨年2月、初の外国人監督として就任。同年はVNL、世界選手権ともに表彰台にあと一歩に迫る4位だった。
母国との対戦だったが特別な感情は持ち込まない。
「今だけに限らずに、トルコとはずっとやってきたので、特に意識はせずに勝ちにこだわって臨みました」
VNLは世界のトップチームが男女ともに18チームが参加。上位7チームと開催国の中国が決勝ラウンドに進む。日本は暫定8位で12日に同7位のポーランドとの直接対決に臨む。アクバシュ監督は「ポーランドはバランスの良いチーム。ベンチから出てくる選手も素晴らしい活躍をする。日本の一番の優先すべきことはリカバリー。(試合までの)時間が短いのでしっかりと準備する」と力を込めた。
決勝ラウンド進出に向けて足を止めない。「この負けはすぐに忘れる必要がある」という言葉通り、アクバシュ監督は大一番だけを見据えていた。
(THE ANSWER編集部・澤田 直人 / Naoto Sawada)
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