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予選落ち寸前→200万円超ゲット 「67」猛追で2位も…鈴木愛が笑った嫌な時間「早く帰りたい」

国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が10日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72)で行われた。11位から出た鈴木愛(セールスフォース)は、2イーグル、3バーディー、1ボギーの67で回って通算3オーバーとし、2位で終えた。予選はギリギリの53位タイで通過し、この日はツアー史上最短98ヤードの15番パー3でホールインワン、17番パー5でイーグルを奪うなど一気に追い上げた。アテスト時には首位に立ち、プレーオフ(PO)にも備えていた。だが、本人は「待っていた1時間が嫌だった」と苦笑いだった。

ワールドレディスサロンパス杯を2位で終えた鈴木愛(左)と優勝した河本結【写真:柳田 通斉】
ワールドレディスサロンパス杯を2位で終えた鈴木愛(左)と優勝した河本結【写真:柳田 通斉】

ワールドレディスサロンパス杯最終日

 国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯最終日が10日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72)で行われた。11位から出た鈴木愛(セールスフォース)は、2イーグル、3バーディー、1ボギーの67で回って通算3オーバーとし、2位で終えた。予選はギリギリの53位タイで通過し、この日はツアー史上最短98ヤードの15番パー3でホールインワン、17番パー5でイーグルを奪うなど一気に追い上げた。アテスト時には首位に立ち、プレーオフ(PO)にも備えていた。だが、本人は「待っていた1時間が嫌だった」と苦笑いだった。

 最終18番パー4を終えると、大溝雅教キャディーから教えられた。「ほらっ、トップに並んでる」。鈴木もリーダーボードを見て目を見開いた。そして、待ち時間に入った。

「いや、本当にもやもやして嫌な時間でした(笑)。ずっと、『はっきりしてくれ~。早く帰りたい』と思っていました。1時間も待つことは初めてだったので」

 結局、パッティンググリーンで時間を費やして2位を確認。そのまま表彰式に参加した。15番のホールインワン賞で200万円、17番のイーグル賞(100万円を3人で分配)をゲットしたからだ。

「これはうれしいです。おいしいものを食べにいきます」

 残り4ホールで2イーグルの追い上げ。鈴木はまさにギャラリーを喜ばすエンターテイナーだった。実は第2日の最終18番で残り20ヤードからチップインバーディーを決め、予選カットライン上の53位タイで決勝ラウンドに進出していた。そして、強風が吹き荒れた第3日は74で11位に浮上し、この日は67。2日連続の全体ベストスコアで、ツアー史上初の「予選ギリギリ通過からの優勝」を視野に入れていた。

 前日、堀琴音は「この難しいコース(茨城GC)で開催されるサロンパス杯は本当に上手い人しか勝てない」と言ったが、ツアー22勝の鈴木は、それを証明するプレーぶり。結局、勝てはしなかったが、その表情は充実感に満ちていた。

「決勝ラウンドはショットがすごく良かったので、ずっとフェアウェーから打てました。オフに動きを見直したアプローチが上手くいきました。このままいい感じで、全米女子オープンに行けたらと思います」

 国内メジャーは過去に3勝。昨季のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップも制している。今季は7戦で2位が2度。前日9日、32歳になった元賞金女王は今後も若手の壁になり続ける。

(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)



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