「SNSもほぼやっていない」女子ゴルフ河本結が明かしたストイック生活 悲願メジャー初Vへ「自分とゴルフ」に没入
国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯初日が7日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72)で開催された。ツアー4勝でメジャー初制覇を狙う河本結(RICOH)は、3バーディー、3ボギーの72で回ってイーブンパーとし、首位に4打差の9位で発進した。深いラフ、高速グリーン、強い風に苦しみながらも、「理不尽な難しさじゃない」と難セッティングを歓迎。さらなる高みを目指すため、スイング改造とメンタル改革に着手し、「SNSもほぼやっていない」などと明かした。首位には、68で回って4アンダーの福山恵梨(松辰)が立っている。

ワールドレディスサロンパス杯初日
国内女子ゴルフのメジャー初戦・ワールドレディスサロンパス杯初日が7日、茨城GC西C(6718ヤード、パー72)で開催された。ツアー4勝でメジャー初制覇を狙う河本結(RICOH)は、3バーディー、3ボギーの72で回ってイーブンパーとし、首位に4打差の9位で発進した。深いラフ、高速グリーン、強い風に苦しみながらも、「理不尽な難しさじゃない」と難セッティングを歓迎。さらなる高みを目指すため、スイング改造とメンタル改革に着手し、「SNSもほぼやっていない」などと明かした。首位には、68で回って4アンダーの福山恵梨(松辰)が立っている。
インの午後スタート。河本が時間を追って速くなるグリーンに悩まされた。最終9番パー4。18メートルのバーディーパットは、タッチが合わずに2メートルオーバーした。そして、返しも入らずに3パットのボギー。だが、取材陣の前で充実感のある表情で言った。
「まあ、『これがメジャーだよな』っていう感じですかね」
深いラフと硬く速いグリーンに加え、午後からは風が強くなった。
「セカンドのクラブ選びもジャッジが難しい。そういうマネジメントのミスがスコアに直結しちゃうし、すごく頭を使います。でも、ラフが深すぎて女子には無理ということはないし、理不尽な難しさじゃない。すごく良い大会だなと思います」
15番パー3は、国内女子ツアー史上最短の98ヤードに設定。ティーイングエリアの正面には大きな池が広がり、2段グリーン手前は強い傾斜と短く刈り込まれた芝が待ち受けた。この日のピン位置は、手前から6ヤード(フロントエッジまで85ヤード)に切られ、実測は91ヤード。「短いから簡単」ではなく、この日の結果は、バーディー14人、パー78人、ボギー21人、ダブルボギー6人、トリプルボギー1人だった。
同ホールでバーディーを奪った河本は「48度(ウエッジ)で打って、ピンの奥にキャリーして壁を使って戻す作戦」だったが、「(2段グリーンの)上のギリギリに止まっちゃって。『わっ、ここで止まるんだ』と思いました」と振り返った
今季は序盤からインフルエンザに罹患し、気管支炎を併発。4月のKKT杯バンテリンレディスでは、初日棄権を余儀なくされるなど、体調不良に苦しんだ。だが、今は「パーフェクトに近い」という。
「夏バテで体調を崩すことが多いので、先にお休みしておこうという感じですかね。いいリフレッシュになりました」
今季、河本は「年間女王」という大きな目標を掲げている。だが、その言葉の裏には、地に足の着いた冷静な自己分析があった。
「年間女王を目指しているんですけど、今やっていることが完成したらなれると思っています。その完成形をゲットするまでにちょっとまだ時間がかかっている。だから、年間女王というのはいったん置いておいて、今はそこを完成させに行っている感じです。やっとまとまってきたなという感じはあります」
昨季はドライバーショットが、スライス軌道で飛距離も落ちていた。
「『逃げている』ような感じだったんで、これじゃあ無理だなって」
そこでスイング改造に着手。現在は「ほぼストレート」で球筋を取り戻しつつある。
心境の変化も著しい。同じ「黄金世代」の高橋彩華が既に2勝している感想を問われると、河本は申し訳なさそうな顔で言った。
「もう自分のやることに集中しすぎていて、誰が優勝したとかも見ていない感じなんです。めちゃくちゃ、申し訳ないんですけど……。SNSもほぼやっていないですし、今、自分が取り組むべきことにすごく価値を感じています。とにかく、『自分とゴルフ』みたいな」
かつてはSNSでの発信も積極的だったが、今は完全に自分だけの世界に没入している。
「去年の結果(2勝、メルセデス・ランキング3位)に40%くらい満足している自分がいました。でも、『自分は何がしたいんだろう』ってなった時に、『その目標に向かってやりたいな』っていうのが強くなったんです」
メンタルコーチにも師事し、心身ともに自己変革を進めているからこその行動だ。
「スコアにはまだまとまっていないけど、あとちょっとって感じです。でもそんなに悪くはないかなと。残りの3日間も、楽しみにしています」
ネット社会から一歩退き、泥臭く自分と向き合う道を選んだ27歳。悲願のメジャータイトルを獲る準備は整いつつある。
(柳田 通斉 / Michinari Yanagida)
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