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世界卓球で台湾女子が性的被害 当事者が声明発表「自分を守ろうとする気持ちは大切だが…」改善訴える

英国・ロンドンで開催中の卓球・世界選手権団体戦で、台湾の女子選手が性的被害を受けた。現地2日、世界ランクで同国トップの21位につける鄭怡静が、セキュリティチェックで胸などを警備員に触られたという。国際卓球連盟(ITTF)が声明を出した他、当事者の鄭怡静もコメントを発表した。

世界選手権団体戦で、台湾の女子選手が性的被害を受けた【写真:編集部】
世界選手権団体戦で、台湾の女子選手が性的被害を受けた【写真:編集部】

卓球・世界選手権団体戦

 英国・ロンドンで開催中の卓球・世界選手権団体戦で、台湾の女子選手が性的被害を受けた。現地2日、世界ランクで同国トップの21位につける鄭怡静が、セキュリティチェックで胸などを警備員に触られたという。国際卓球連盟(ITTF)が声明を出した他、当事者の鄭怡静もコメントを発表した。

 警備員によるセクハラ行為があったのは、現地2日午前。台湾メディア「三立新聞」は次のように報じた。

「台湾代表チームの監督によると、女子選手が金属探知機を通ったところ機械が反応し、選手はセキュリティチェックスタッフのチェックを受けたが、スタッフが選手の胸等のプライベートゾーンに不適切に触れた。この不適切な行為で台湾選手は極度のパニックを感じるとともに、精神的にショックを受けてその後の試合にも直接影響が生じた」

 これを受け、台湾卓球協会の事務局長、副事務局長が直接、世界卓球の運営責任者や競技責任者に強く抗議。ITTFは声明を発表し、「全ての選手は、あらゆる時間、あらゆる場所において安全で尊重され、守られる権利を有します。報告された内容は決して容認できるものではありません。選手の安全と尊厳は決して譲歩できないものであることを明確に表明します」とした。

 さらに、ITTFは「英国は現在、セキュリティ上の脅威レベルを引き上げており、会場入場時には厳格なプロトコルが必要であることを認識しています」と説明。「しかしながら、これらの手順は専門的かつ適切に実施されなければなりません」とし、「我々は当該選手に心から寄り添い、彼女が安心して過ごせるよう、このプロセス全体を通じて尽力してまいります」と記している。

 台湾メディア「中天新聞」によると、被害を受けた選手は台湾のエース・鄭怡静。2日夜の試合を欠場した34歳は4日、声明を発表。同メディアは「今回の件で、私は思い切って声を上げることの重要性、必要性を強く感じた」との鄭怡静のコメントを伝えている。

 また、鄭怡静は「こうした不適切な扱いを受けた場合、選手自身が自分を守ろうとする気持ちは大切だが、協会や関係機関、更には一般の人々が共に努力して初めて、安全で互いに尊重し合える競技環境をつくり上げ、改善していくことができ、スポーツを愛する人が安心してスポーツに打ち込めるようになると思う」とコメントしているという。

 台湾は5日、決勝トーナメント1回戦でプエルトリコと対戦する。

(THE ANSWER編集部)



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