中谷潤人、井上尚弥に0-3判定で敗れる 33戦目で初黒星 流血大激闘、眼窩底骨折の疑い
ボクシングの元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)が2日、東京ドームで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に挑戦し、0-3判定で敗れた。33戦目でプロ初黒星を喫したが、会場に熱狂を運んだ。

世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチ
ボクシングの元世界3階級制覇王者の中谷潤人(M.T)が2日、東京ドームで世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)に挑戦し、0-3判定で敗れた。33戦目でプロ初黒星を喫したが、会場に熱狂を運んだ。
とてつもない緊張感の中で、世紀の一戦のゴングが鳴った。中谷と井上の一挙一動に視線が集まり、歓声とどよめきが上がった。
ジャブの差し合いとなった1回、中谷は井上の右に左を合わせようとするシーンがあった。4回、攻勢を強めてきた井上に対し、中谷はワンツーで応戦。6回終了間際は距離を詰めてくる井上に右アッパーを放った。
8回、中谷のギアが上がる。距離が近くなるとともに手数が増え、連打を見舞った。だが。10回にはバッティングで眉間から出血。11回にはアッパーをもらって以降、左目が開かない状態に。それでも最終12回まで打ち合ったが、判定で初黒星を喫した。死力を尽くした充実感からか、試合後は笑みを浮かべ、敗者にも会場を埋めた5万5000人の観衆から万雷の拍手が降り注いだ。関係者によると眼窩底骨折の疑いがあるという。
中谷は、昨年6月にWBC&IBF世界バンタム級王座統一戦で西田凌佑(六島)に勝利。同年9月に2本のベルトを返上した。
前戦は同12月、井上とのビッグマッチに向けて階級をスーパーバンタム級に上げた。サウジアラビアの首都リヤドで行った、転向初戦。驚異のタフネスぶりを見せたセバスチャン・エルナンデス(メキシコ)に苦戦を強いられたが、3-0の判定勝ち。同級でWBA、WBC、WBOで1位、IBFで3位にランクインし、世紀の一戦を迎えていた。
夢のリングで対峙した井上は昨年、12年ぶりとなる異例の年間4試合を敢行。1月にキム・イェジュン(4回KO勝ち)、5月にラモン・カルデナス(8回TKO勝ち)、9月にムロジョン・アフマダリエフ(3-0判定勝ち)、12月にアラン・ピカソ(3-0判定勝ち)と対戦し、歴代最多の世界戦27連勝を達成していた。
権威ある米ボクシング専門誌「ザ・リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級を超えた格付け)で、2位の井上と6位の中谷。2人の試合は“史上最高の日本人対決”とも称された一戦だった。
(THE ANSWER編集部)
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