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田中佑美「ちょっと大きくなったと思いませんか?」明かした体の変化…悩んだ昨季、冬場に強化

陸上の織田幹雄記念国際が29日、ホットスタッフフィールド広島で行われ、日本トップが集結した女子100メートル障害のA決勝は、田中佑美(富士通)が13秒03(向かい風0.9メートル)で制した。冬場は上半身を強化し、パワーアップ。昨季は日本選手権を制しながら以降は故障に苦しみ、「なんで陸上をしているんだろう」と悩んだが、今季は田中らしく自然体で戦うことを明かした。

女子100メートル障害を制した田中佑美【写真:松尾/アフロスポーツ】
女子100メートル障害を制した田中佑美【写真:松尾/アフロスポーツ】

陸上・織田幹雄記念国際

 陸上の織田幹雄記念国際が29日、ホットスタッフフィールド広島で行われ、日本トップが集結した女子100メートル障害のA決勝は、田中佑美(富士通)が13秒03(向かい風0.9メートル)で制した。冬場は上半身を強化し、パワーアップ。昨季は日本選手権を制しながら以降は故障に苦しみ、「なんで陸上をしているんだろう」と悩んだが、今季は田中らしく自然体で戦うことを明かした。

 日本歴代1~4位のハードラーが揃った一戦。田中は2位の福部真子、3位の清山ちさとを抑えて13秒03で優勝した。条件が向かず目標としていた12秒8には届かなかったものの、勝負強さを発揮。「周りの方は12秒台を期待されているだろうなと思ったので、そこに至らなかったのは申し訳ないんですけど、自分のペースを崩さずに落ち着いて、まとめきれたことは良かったです」と安堵した。

 昨季は日本選手権で優勝したが、以降はアキレス腱の痛みに苦しんだ。9月の東京世界陸上は予選敗退。今季は五輪も世界陸上もない中間年ということもあり、冬場は室内レース出場より筋力強化を優先して取り組んだ。

「広背筋をつけようと。筋力が、特に上半身がなかったので、広背筋と前鋸筋のトレーニングを重点的にやりました。上半身が一回り大きくなるように」と田中。「ちょっと大きくなったと思いませんか?」と笑顔で報道陣にアピールした。

 今季は9月にアジア大会(名古屋)が控える。しかし、田中はあくまで自然体。「注目されるのはアジア大会。自分自身もそこに指標を持ちつつも、自分は本当に記録が出ないので……(笑)。昨年、皆さんが記録を出しているタイミングでアキレス腱が痛くて全く走れなかった。記録を出したいと、ここ数年ずっと思っている。出せるところで、出せるだけ記録を出したい」と吐露した。

 その裏にある想いを包み隠さず明かす。

「去年は悔しかったというより『なんで陸上をしているんだろう』と考える節もありました。でも、もうちょっとやろうかなと思ったのは、もうちょっと速く走れそうだなと思ったから。私は、陸上は速くなりたくてやっていて、栄誉が欲しくてやっているわけじゃない。アジア大会も東京世界陸上もパリ五輪も、もはや何もない年でも、私のモチベーションは変わらず、ちょっとでも速く走りたいというところが大切なので」

 常に闘うべき相手は自分。田中佑美はそうやって2026年も目の前のハードルを飛び越えていく。

(THE ANSWER編集部)



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