WBCで揃って8強敗退なのに…日韓監督で“明暗” 井端弘和氏は退任、韓国指揮官は続投のワケ
NPBエンタープライズは20日、野球日本代表「侍ジャパン」を率いた井端弘和監督が退任すると発表した。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では8強敗退に終わっていた。同じく8強敗退した韓国代表のリュ・ジヒョン監督は、すでに9月のアジア大会までの続投が内定しており、同じ成績でもその後に“明暗”がついた形となった。

韓国のリュ・ジヒョン監督はアジア大会代表監督が内定、何が違った?
NPBエンタープライズは20日、野球日本代表「侍ジャパン」を率いた井端弘和監督が退任すると発表した。3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では8強敗退に終わっていた。同じく8強敗退した韓国代表のリュ・ジヒョン監督は、すでに9月のアジア大会までの続投が内定しており、同じ成績でもその後に“明暗”がついた形となった。
井端監督の退任は契約満了によるもの。次期監督については決まり次第発表とされている。井端氏はU-12、U-15日本代表の監督経験もあり、若い世代の発掘と抜擢に尽くした。大学日本代表の合宿を訪れたり、2024年欧州代表との強化試合ではトップチームに西川史礁外野手(青学大―ロッテ)や金丸夢斗投手(関大―中日)を選出。プロアマが一体となって世界と戦う流れを作った。
ただ、2024年のプレミア12では決勝で台湾に敗れ準優勝。今年3月のWBCでは1次ラウンドで全勝したものの、ベネズエラとの準々決勝に5-8で敗れた。退任に際し「思うような結果を残せず、皆さんの期待に応えられませんでしたが、選手たちは強豪国相手に精一杯戦ってくれました。勝たせることができなかったのは私の責任です。私は退任となりますが、今後もプレミア12、オリンピック、WBCと国際大会が控えています。侍ジャパンには日本野球発展のためにも、引き続き挑戦を続けてもらいたいと思います」とコメントしている。
一方、韓国代表のリュ・ジヒョン監督はプレミア12でヘッドコーチを務め、オープニングラウンド敗退に終わったあとの2025年1月に監督昇格した。今年のWBCでは、4大会ぶりの1次ラウンド突破が至上命題。2023年の大会で敗れてから始まったチームの若返り路線を引き継ぎ、最後は豪州、台湾との失点率勝負になりながら何とか米マイアミで行われる準々決勝進出を果たした。
ここではドミニカ共和国に0-10でコールド負けを喫し、指揮官も球速不足が叫ばれる投手陣の育成が次の大きな課題だとしていた。その後、複数の韓国紙の報道によると、今年9月に愛知県で行われるアジア大会でも韓国代表を率いることが内定したという。韓国ではアジア大会で優勝すると兵役義務の免除があり、過去4連覇しているこの大会でも、プロの若手有望株の代表入りが見込まれている。WBC代表が加わる可能性も高い。
連覇が期待された日本代表を率いた井端監督と、チーム再建途上で、準々決勝進出をはっきり目標に置いて戦ったリュ・ジヒョン監督。同じ地点で敗れても、周囲からの見え方には大きな違いがあった。現役時代は同じ遊撃手。今後の2人はどんな道を歩くだろうか。
(THE ANSWER編集部・羽鳥 慶太 / Keita Hatori)
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