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韓国野球が勝てなくなった理由「正直に言っていいですか?」 167億円男が改善求める「足りません」

米大リーグのジャイアンツでプレーするイ・ジョンフ外野手が母国のYouTube番組に出演し、国際大会で韓国代表の苦戦が続く理由を口にしている。2021年の東京五輪に出場した当時や、米国での経験をもとに「足りません」と改善を求めたものとは。

ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:Getty Images】
ジャイアンツのイ・ジョンフ【写真:Getty Images】

ジャイアンツのイ・ジョンフが語る韓国代表の課題

 米大リーグのジャイアンツでプレーするイ・ジョンフ外野手が母国のYouTube番組に出演し、国際大会で韓国代表の苦戦が続く理由を口にしている。2021年の東京五輪に出場した当時や、米国での経験をもとに「足りません」と改善を求めたものとは。

 イ・ジョンフは、韓国の放送局「SBSスポーツ」が展開するYouTube番組「Off the TV」に出演。2008年の北京五輪の韓国代表で、イ・ジョンフとは韓国プロ野球のキウムでチームメートだったこともあるイ・テックン氏の質問に答えた。

 韓国代表は昨秋のプレミア12でオープニングラウンド敗退。さらに2023年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でも1次ラウンドで敗退するなど苦戦が続く。イ・ジョンフはWBCを制した日本や、プレミア12で優勝した台湾との差を問われると「正直に言っていいですか?」と口を開いた。

「私も代表の一員としてプレーして感じるんですが、戦力分析を補完しないといけない。戦力分析チームもたくさんの情報をくれているのですが、足りません」と指摘したのはデータ活用の遅れだ。自身も代表入りした2021年の東京五輪では「データと実際の投手が投げる球速が10キロ違ったことがあったんです。分析資料では137~141キロとなっていたのが、147、149を投げた」と実態を明かした。

 昨秋のプレミア12を制した台湾との差もここだという。韓国はKTの変則右腕、コ・ヨンピョが台湾との初戦に先発してKOされ、3-6で敗れた。「アンダースロー投手への適応力が高まっていた」と、この裏にはデータ活用があったと見ている。

 また、韓国の選手が日米に対して後れを取っている部分を問われると「投手のコントロール」とキッパリ。「投げたいところに投げて、有利なカウントからウイニングショットとして使える変化球がある。アメリカでも日本でもそんな投手がいます」と、韓国プロ野球との差に驚いている様子だ。

 26歳のイ・ジョンフは6年総額1億1300万ドル(約166億8000万円)という巨大契約でジャイアンツ入りしたものの、昨季は左肩を痛めたこともありわずか37試合出場で打率.262。ただこの春はオープン戦で打率.333と好調を維持している。(数字は10日現在)

(THE ANSWER編集部)



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