ブルー・ベイLPGA

　9日に最終日が行われた米女子プロゴルフ（LPGA）ツアーのブルー・ベイLPGAで21歳・竹田麗央（ヤマエグループHD）が同ツアー2勝目を飾った。優勝直後、元世界No.1の韓国ゴルファーが先輩らしいアドバイスを送る場面があった。

　竹田は優勝後、18番グリーンで山下美夢有、吉田優利、勝みなみたちからシャンパンファイトの祝福を浴びた。直後に優勝トロフィー贈呈式に現れると、米専門局「ゴルフチャンネル」の中継インタビューで、レポーターから「英語が得意でないのは知っていますが、一言だけでいいのでどれだけハッピーか伝えてくれる？」と問われ「Yes. I’m happy」と笑顔で答えた。

　同中継で実況のケイト・バトロン氏は「タケダは今年たくさんのことを学ぶでしょうね」とコメント。解説を務めた元世界ランク1位ユ・ソヨン（韓国）は「間違いありません。他の国の選手たちと楽しい時間を過ごして、新たなユーモアや言葉を学ぶでしょう」と言語面でも成長があるだろうと指摘。加えて「だいたいは汚い言葉を最初に覚えるものだから、気を付けないとね（笑）」と助言していた。

　ユ・ソヨン（韓国）は直前に、「彼女が今どれだけ緊張しているか分かる気がする。私もウィニングパットよりも英語のインタビューの方が緊張したから」と竹田の姿に以前の自分を重ねていた。英語のネイティブスピーカーではない身として活躍した名手にも、竹田の初々しさに思い出すものがあったようだ。