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“ドラフト1期生”はたった11人 指名回避続出も…Bリーグトップは「ポジティブ」と総括のワケ

ドラフト後に島田チェアマンと集合写真を撮る候補選手たち【写真:B.LEAGUE】
ドラフト後に島田チェアマンと集合写真を撮る候補選手たち【写真:B.LEAGUE】

ドラフトが“狭き門”であることが「日本の強化に資する」

 しかし、この設定年俸の大きさが指名に二の足を踏む原因にもなった。例えば日本の大学から1巡目で指名された選手が「2年契約+プレーヤーオプション」を締結すれば、年俸は1800万円。「3年契約」なら契約金3000万円、年俸800万円だ。「現行の戦力の中でも調整しないと収まらないというクラブがある中で、若い選手にどこまで投資するかという判断はやはり難しかった」と島田氏は見る。

 また、Bプレミアでは外国籍選手が同時に出場できるオンザコートが2人から3人に拡大する。島田氏は「事前にクラブにアンケートを取ると、20名ぐらい指名される可能性があった。それが11だった。正直言ってプレミアはオンザコートの厳しさもあるし、簡単じゃない世界。クラブ側もサラリーキャップを含めて相当シビアに見た結果」と受け止める。

 一方、日本バスケットボール協会の会長も務める島田氏は、ドラフト指名が“狭き門”であることがバスケ界全体の向上にも繋がると展望する。

「『このドラフトを介さないとプレミアに入れない』という状況を若い世代に早めにインプットすることで、育成環境や指導者に変化をもたらす。それを早めに進める方が日本の強化に資するという判断を持って意思決定しているので、全然ネガティブには捉えていない」

 ロスター枠が14人と少なく、1つのクラブが新人選手を2人も3人も獲得するのは「正直言って現実的ではない」と島田氏。

「長い目で見た時に、これをきっかけに『指名されないとあそこでプレーできないなら、高校卒業してアメリカに行くぐらいの選手じゃないと』とトライする選手が増えたり、指導者にも変革をもたらしたりして成長スピードが上がっていく。それによりクラブが欲しいと思う選手が相対的に増える状況が年々続けば、5年、10年かけて本当にこのドラフトが出来上がっていくということだと思う」

 賛否両論ある中で進めた新たなチャレンジ。島田氏は「スタートアップとしては上出来」と胸を張った。

(THE ANSWER編集部・鉾久 真大 / Masahiro Muku)



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