錦織圭、2-1リードで日没サスペンデッド 完全アウェーの中、“2日がかり”は吉か凶か
地元選手との対戦、完全アウェーの中でリード奪うも
セットの合間に錦織がウェアを着替えに姿を消すと、客席はペールを後押しするフランス国歌の大合唱。1回戦と2回戦に続くフランス人選手との対戦だったが、今大会では最もアウェー感の強い試合となった。
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太陽がほぼ地平線に隠れ、薄暮の中で行われた第3セット。互いにサービスゲームをキープしたが、錦織は第4ゲームでブレークに成功。ペールの返球がサイドラインを割った瞬間、握りこぶしを作りながら力強く「カモン!」と叫んだ。第8ゲームをブレークして第3セットを奪い、セットカウント2-1とリードしたところで、午後9時35分。コート内を鳩が2羽飛ぶ中、2時間1分を戦って日没サスペンデッドとなった。
第3セット終了間際には、試合の流れは錦織に傾いているように見えた。はたして、この日没順延が錦織にとって吉と出るのか凶と出るのか。この試合を勝ち抜き、ベスト8に進出すれば、全仏で11度優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)と対戦することになる。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)