ド軍WS乱闘騒ぎ、実は陥っていた危機 審判からの言葉をマンシーが告白「連れ出さなかったら…」
米大リーグのドジャースは、ブルージェイズとのワールドシリーズを制し2年連続の世界一に輝いた。1日(日本時間2日)に行われた第7戦は延長11回に及ぶ死闘に。5-4でドジャースが制するまでには、両チームのベンチが空っぽになるほどエキサイトする場面もあった。マックス・マンシー内野手が、この中であった審判とのやりとりを公開している。

ワールドシリーズ第7戦、ロブレスキを必死に止めた理由
米大リーグのドジャースは、ブルージェイズとのワールドシリーズを制し2年連続の世界一に輝いた。1日(日本時間2日)に行われた第7戦は延長11回に及ぶ死闘に。5-4でドジャースが制するまでには、両チームのベンチが空っぽになるほどエキサイトする場面もあった。マックス・マンシー内野手が、この中であった審判とのやりとりを公開している。
ドジャースが1-3と劣勢の4回ブルージェイズの攻撃。マウンドのロブレスキは1死から、「9番・遊撃」のヒメネスに手首付近への死球を与えた。ヒメネスが両手を上げると、ロブレスキもマウンドを降りながら何か言葉を発し両軍がエキサイト。シュナイダー監督を筆頭にブルージェイズのナインがベンチから飛び出し、ドジャースベンチも応戦。グラウンドは騒然とした雰囲気になった。山本由伸投手や佐々木朗希投手の姿もあった。
マンシーは米ポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演。公式YouTubeに“証言”が残されている。司会で、ツインズなどでプレーした元大リーガーのAJ・ピアジンスキー氏が「あの時、彼(ロブレスキ)を止めようとしていたのは君一人だけでしたよね? ロブレスキのことをつかんで、まるでガードマンみたいに、『ノーノー、君は行っちゃだめだ』と止めていましたね」と質問すると、マンシーは裏話を明かした。
マンシーは当初「こいつにひるむな、やり返せ!」と思っていたが、すぐに冷静になり「ヤバい! まだ試合に残って、もっと打者に投げてもらわないといけないから、彼を乱闘の中から出さないといけない」と思い直したのだという。さらに審判からも「もし彼(ロブレスキ)をあそこから連れ出さなかったら、退場させることになる」と伝えられたというのだ。
マンシーはブルペンの状況を冷静に考え「ラインナップを考えると、彼が少なくともあと1~3人の打者に投げる必要があると分かっていたから、乱闘の中から出して試合に残れるようにしたんだ」と、必死でロブレスキを止めた理由を明かした。
世界一を決めて翌日、ロブレスキと改めて話すと感謝していたという。マンシーは「彼はポストシーズン中に投げる度に打者を攻め続けるという、メンタリティを持っていた。相手が攻撃してきても気にしない、うちの投手陣のそういう所が好きだね。でも時にはそれを止める人が必要なんだ」と、投手陣の戦う姿勢を称えていた。
(THE ANSWER編集部)
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