マスターズ1000初制覇のイタリア31歳に賛辞「道のりはドラマの連続だった」

　男子テニスのモンテカルロ・マスターズは21日（日本時間22日）、シングルス決勝で世界ランク18位ファビオ・フォニーニ（イタリア）がドゥサン・ラヨビッチ（セルビア）を6-3、6-4で破り、マスターズ1000初制覇を達成。優勝の瞬間、思わず笑い出してしまい、シャツで顔を隠して喜びをかみしめた印象的なシーンを海外メディアが動画付きで公開し、ATP公式サイトは「純粋に素晴らしい！」と奮闘を称えている。

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　クレーコートシーズン最初の大一番、頂点に立ったのは31歳フォニーニだった。マッチポイント。最後の力を込めて放ったサービスをラヨビッチが返せない。一気に会場が沸き立つ。すると、フォニーニは信じられないといった表情で思わず笑い出してしまった。さらに照れ隠しか、シャツをめくって顔を覆い、しばらく表情を隠しながら、歓喜の時をかみしめた。

　最後はラヨビッチと熱い抱擁を交わし、声援に応えると、激闘を繰り広げたコートに跪き、コートにキスをした。なんとも印象的なシーンだった。ATP公式中継サイト「テニスTV」公式インスタグラムは、実際のシーンを動画付きで公開しているが、ATP公式サイトもトップページで「純粋に素晴らしい！」という賛辞のコメントとともに、優勝をレポートしている。

　記事では「フォニーニのトロフィーまでの道のりはドラマの連続だった」と大会を振り返り、1回戦のアンドリー・ルブリョフ（ロシア）戦は4-6、1-4から、準々決勝のボルナ・チョリッチ（クロアチア）戦も1-6、0-2から大逆転を演じたと紹介。決勝についても「素晴らしい技術でリードを奪った」と戦いぶりを称えた。