高1から交際、ミセス初Vで「お前と結婚して…」の声を払拭 女子ゴルフ永峰咲希を陰で支える夫も感慨
国内女子ゴルフツアーの資生堂・JALレディース最終日が6日、神奈川・戸塚CC 西C(6766ヤード、パー72)で開催された。首位から出た30歳の永峰咲希(ニトリ)が、通算9アンダーで並んだ木戸愛(日本ケアサプライ)とのプレーオフ(PO)を3ホール目で制し、約5年ぶりのツアー3勝目を飾った。正規の18ホールは2バーディー、ボギーなしの70で回り、勝負どころでスコアを伸ばす強さも発揮。2021年12月19日に結婚してからは初勝利となり、夫婦で「ミセスV」を喜んだ。

資生堂・JALレディスオープン最終日
国内女子ゴルフツアーの資生堂・JALレディース最終日が6日、神奈川・戸塚CC 西C(6766ヤード、パー72)で開催された。首位から出た30歳の永峰咲希(ニトリ)が、通算9アンダーで並んだ木戸愛(日本ケアサプライ)とのプレーオフ(PO)を3ホール目で制し、約5年ぶりのツアー3勝目を飾った。正規の18ホールは2バーディー、ボギーなしの70で回り、勝負どころでスコアを伸ばす強さも発揮。2021年12月19日に結婚してからは初勝利となり、夫婦で「ミセスV」を喜んだ。
永峰の表彰式を見届けると、夫の田野聖和さんが冗談めかして言った。
「周りから、『お前と結婚してから調子が上がらないんじゃないか』と言われてきたので、それを払しょくしてくれて良かったです」
その後、聖和さんは念願だった永峰との「優勝ツーショット」を撮影してもらった。永峰は「ずっとこれが夢だったようです。昨日の夜はあまり眠れず、朝からジムに行っていました。体を仕上げたかったみたいで」とうれしそうに明かした。
2人は宮崎日大高の同級生。1年時から隣の席になり、ほどなく交際を開始したという。そして、10年目の交際記念日にゴールインした。聖和さんはMRT宮崎放送の社員だが、現在は東京支社勤務でこの日も応援に駆けつけることができていた。
「妻は試合があるので、一緒にいられるのは日曜日とか月曜日の夜ぐらいです。本当にしっかり者なので、僕が甘えている感じです」
記者から「(妻が)弱さを見せることは?」と問われると、「それを言ったら怒られるので」と苦笑い。ゴルフに関しても口出しせず、見守る立場だという。それでも、「春先から『調子がいい』とは言っていました」と振り返った。
この勝利で、宮崎CCで開催されるツアー最終戦のJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ出場も決定。聖和さんは「そこは休みを取って、応援に行きたいです」と言い、夫婦そろっての里帰りを今から喜んでいた。
(THE ANSWER編集部・柳田 通斉 / Michinari Yanagida)