「思っているより大変なんです」 殿堂入り右腕が大谷翔平に敬服するワケ「変わり者じゃなきゃ…」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。右ひじ手術から復帰後4度目の先発は、現地時間で31歳のバースデー登板となった。2回31球を投げ、1安打3奪三振で無失点の好投。米中継で解説を務めた通算213勝の殿堂入り右腕は二刀流の難しさを改めて強調し、敬服の言葉を並べた。

本拠地アストロズ戦の試合中に止まらぬ絶賛
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地アストロズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。右ひじ手術から復帰後4度目の先発は、現地時間で31歳のバースデー登板となった。2回31球を投げ、1安打3奪三振で無失点の好投。米中継で解説を務めた通算213勝の殿堂入り右腕は二刀流の難しさを改めて強調し、敬服の言葉を並べた。
大谷は初回、先頭のパレデスに左前打を許すも後続を二ゴロ併殺と遊ゴロに仕留め、3人で終えた。2回は4番ウォーカーから3者連続三振の圧倒的なピッチング。最速は時速100.9マイル(約162.4キロ)をマークした。復帰後4試合で6回4安打1失点、6奪三振。防御率1.50と安定した投球を続けている。
2回の投球中、試合を中継した米スポーツ専門局「FOXスポーツ」の実況席は大谷の話題で持ち切りだった。実況のジョー・デービス氏は投打二刀流で躍動した2021年から2023年の成績を紹介。「彼はただ両方をやっているのではなく、その両方でスターなのです」と投手としても打者としてもメジャートップクラスであったことを強調した。
これに応じたのが通算213勝、154セーブを挙げた解説者のジョン・スモルツ氏。1996年にはサイ・ヤング賞にも輝いた殿堂入り右腕は「数年前、彼にできうる限りの誉め言葉を送っていると、数多くの人が私をクレイジーだと考えました」と切り出し、「打者をやらずに投手に専念すれば、彼は球界最高の投手になれると私は言ったんです」と以前から唱えている持論を繰り返した。