17歳・久保凛、女子800m全体トップで決勝進出 世界陸上へ「絶対に標準記録を切る」 貫禄の2分2秒56【陸上日本選手権】
9月に東京・国立競技場で開催される陸上・世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が4日、同会場で開幕した。女子800メートルの日本記録保持者で17歳の久保凛(東大阪大敬愛高3年)は同種目の予選3組を2分2秒56で貫禄の組1着。5日の決勝に進んだ。

陸上・日本選手権が開幕
9月に東京・国立競技場で開催される陸上・世界選手権の代表選考会を兼ねた日本選手権が4日、同会場で開幕した。女子800メートルの日本記録保持者で17歳の久保凛(東大阪大敬愛高3年)は同種目の予選3組を2分2秒56で貫禄の組1着。5日の決勝に進んだ。
久保はスタート直後からトップに立つと、先頭を譲ることなく危なげなくフィニッシュ。全体トップのタイムで決勝進出を決めた。
「まず1本目をしっかり走って決勝に繋げることを1つ考えていたので、1周目から先頭に立ってリズムよく通過をして2周目もリラックスして落ち着いて終われたと思う」
高校2年で臨んだ昨年の日本選手権で優勝。その後、日本選手で初めて2分切りとなる1分59秒93の日本新記録を樹立。今年は5月の静岡国際で自己2番目の2分0秒28をマークした。
世界選手権の参加標準記録は1分59秒00。久保は日本選手権でこのタイムをクリアし、3位以内に入れば代表に内定する。
「絶対に標準記録を切って、東京世界陸上に出場するという部分を必ず達成して、優勝して終わりたい」
現時点で世界選手権参加資格の基準となる世界陸連のランク「Road to Tokyo」で出場圏内の42位につけており、代表争いで優位に立っているが、久保は明確な目標を見据えている。
(THE ANSWER編集部)