6月9日以来の本塁打…手応えは？

　米大リーグ、ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が3日（日本時間4日）、本拠地ホワイトソックス戦の7回に今季10号ソロを放ち、6-2でチームの4連勝に貢献した。実に6月8日（同9日）のカージナルス戦以来、25日ぶりの一発で試合後は地元局のヒーローインタビューにも登場。「明日どうなるか見てみよう」と、復活を目指す真っすぐな思いがあふれた。

「2番・遊撃」で先発したベッツは、5-0とリードした7回1死から打席に立つと、左腕ギルバートの2球目、外角へのスプリットを捉えた。豪快に引っ張った打球は左中間フェンスを越える本塁打に。ベッツは二塁を回ると嬉しそうに両手を振り、目元に手をやってデコルテポーズ。実に5万3530人が入った超満員のスタンドが、大熱狂する中で生還した。

　6月の月間成績が打率.240、1本塁打と打撃不振に陥っていたベッツ。試合後は米カリフォルニア州地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の、グラウンドでのインタビューに登場。「復調の兆しが見えているか」という問いには「いいや。全くだよ」と苦笑いで回答しインタビュアーのキルステン・ワトソンさんを笑わせた。「チームに貢献できたことが、ただただ嬉しいよ。全力を尽くし続けるだけだ」と話した。

　現在、打撃練習では様々なことを試しているという。「まだこれといって手応えをつかんだものはないけど、今日は本塁打を打てたからね。それはポジティブなことだ。明日どうなるか見てみよう」と、自身もこの一発をきっかけにしたいと思っているようだ。

　さらに、この試合はフリーマンが2安打3打点。大谷を含む「打線上位3人が復活してきたか」という問いには「そうだね。ショウヘイはいつでもショウヘイだし、フレディも彼らしい姿に戻ってきた。僕も調子を取り戻せるといいんだけど」と笑顔を見せていた。